マッチングアプリで会ったピュアな彼… 自宅に行って感じた“怪しさ”
マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。
■ビジネス、成功、仲間ってなに?
「あ! あったあった! ここか! すみません連れ回して、着きました」嬉しそうにはしゃぐ彼と、お魚ランチタイムとなりました。
そのお魚屋さんのご飯はとっても美味しく「こんな美味しい所、連れてきてくれてありがとうございます」と伝えると「よかったー、喜んでもらえて」と笑顔。
ぶり大根を食べながら彼をじっくり観察する私。見た目は普通の青年だし、性格もとても良さそう。言葉遣いもちゃんとしてるし、まとも。一瞬違和感を感じたけど、もしかしたら今までのアプリ経験が濃すぎて男性達を警戒しすぎかもしれないな…と反省。
徐々に彼に慣れようとし、いつものごとく、質問を投げかけました。
私「どうしてアプリやってるんですか?」
彼「良い出会いがあったらいいなって」
私「彼女作りですね?」
彼「それはできたらいいなとは思うけど、正直やっぱり大きな人間になりたくて」
(ん? どういうこと?)
私「あの、さっき言ってたビジネスって何ですか?」
彼「俺、今、ビジネスがんばってて、それをやっぱり成功させたい、尊敬する仲間達見て、まずは、自分が大きくならないといけないなって」
いや、だから、そのビジネスって何? と聞いてるのに、ひたすら、「成功」「仲間」と連発。もしや、この人も、以前会った「自己肯定感男」のようにアプリにいる何がしたいのかわからない謎の存在か? 私の疑いはだんだんと大きくなっていました。
すると「確かに俺、彼女はいないけど、そういうものは、自分自身が輝いていたら引き寄せるかなって。無理して探すものではなく、引き寄せるもの。だから成功したい」。
言ってることは間違ってないけれど、何だろう、コピペ感。そして、響かない。彼はいったい何を言いたいんだろう。でも、何だかここで終わりにせずに、私自身が私という人間をこの彼に出して、もっと掘り下げていこうと思いました。
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■初対面の相手とカラオケへ
「正直、マッチングアプリTって、ヤリモクだよね」「何人かに会ったけど、ほぼ、カジュアルな関係求めてくるよ」と話すと、「えっ?」「えー、そうなの?」とリアクション。嘘はなさそうだ。ピュアっぽい。
「例えばどんな人いたの?」と彼の言葉を受け、「LAひで」・「4回戦男」・「サバ男」など3部作を全力で披露。すると、彼は「やばい、おもしろすぎる!!笑笑笑笑」と大爆笑。え、素直に嬉しい。
「こんなに面白い人、初めてなんだけど、すごい、まほち、まほちみたいな女の子、珍しいよ」。まほち…。あだ名がついている…少し鳥肌が立ったような…すると「まほち、確か、カラオケ好きだよね? この後もし時間あったら、行かない?」
カラオケ…。初対面の人と昼間から。しかもマッチングアプリで会った人に「カラオケ行かない?」なんて、カジュアルな関係目当てでしかないと普通なら思う。
が、何だかこの彼はピュアにそれを言っている気がする…私はいつもの好奇心が湧いて、わかった、行こうとカラオケボックスに久しぶりに向かいました。