■みんな大好きアン王女『ローマの休日』
その翌年に撮影された映画『ローマの休日』で、オードリーはアン王女に抜擢されます。
ハリウッドの巨匠、ウィリアム・ワイラー監督が、同作への出演をオードリーに依頼し、オードリーは見事その期待に応え、ローマの街中に、お忍びで遊びにいく可憐なプリンセスを演じました。
劇中、アン王女が髪を切るシーンが登場しますが、そのヘアスタイルは「ヘプバーンカット」として大流行。オードリーは、ファッションアイコンとしても大ブレイクを果たします。
関連記事:オードリー若林、流れ星・瀧上にクレーム 「本当に迷惑」
■貴族の衣装にも注目『戦争と平和』
1956年には、ロシアの文豪トルストイの小説を実写化した『戦争と平和』に、ナターシャ役で出演したオードリー。
ロシア貴族の興亡を描いた本作では、オードリーは主人公の男性ピエールと恋に落ちる大役を堂々と演じています。オードリーにとっては、初のカラー作品となり、カラフルで豪華な衣装も見どころです。
■NY5番街といえば『ティファニーで朝食を』
宝石店としてあまりにも有名なティファニーが登場する『ティファニーで朝食を』。
オードリーは、自由奔放に生きる主人公のホリーを演じていますが、そのティファニーのショーウィンドウを眺めながら、手にしたパンとコーヒーをホリーが食べるオープニングシーンは、実に印象的です。このパンとコーヒーが、ホリーにとっての「朝食」なのですが、高級宝石店と質素な朝食の組み合わせの妙!
原作は、アメリカ人作家トルーマン・カポーティの小説ですが、映画とは違うエンディングを比べてみてもおもしろいでしょう。
そんなオードリーの多彩な軌跡を味わえる写真展、キュートな魔法に触れてみてはいかがですか?
■写真展「オードリー・スタイル 飾らない生き方」
日時:2021年2月16日(火)~3月7日(日)
会場:日本橋三越本店 本館7階 催物会場
「日時指定券」オンライン予約詳細はコチラ
・合わせて読みたい→オードリー若林、フワちゃんのタメ口が許される理由を分析
(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)- 1
- 2