部下のモチベを下げないために 上司が意識したい伝えかたのコツ
部下のモチベーションを維持するには? 「いい上司」の伝えかたのコツとは…。
組織やチームを率いる上司にとって、部下のモチベーションを維持することは大きな課題です。どうすれば、部下のやる気を下げずに接することができるのでしょうか?
信頼される上司になるための言葉の扱いかたを、fumumu取材班が聞いてきました。
①「なにか困ってることある?」
「私は転職組なんですけど、昔と今で、上司への信頼度がガラッと変わりました! 昔の上司は、仕事の進み具合に対して『まだ終わってないの?』『いつ終わるんだよ』とネチネチうるさくて。
できる限りやっているのに、そんな言いかたをされたらモチベーションが下がりますよね。今の上司は、昔の上司と真逆! 仕事の進捗が振るわないときも、誰に対しても怒らずにまず『なにか困ってることある?』と聞いてくれるんです。
安心して仕事の相談ができるので、転職前より自分のポテンシャルを発揮できている気がします」(20代・女性)
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②指摘には理由を添える
「仕事のやりかたを指摘するときは、理由も添えてくれるとありがたいです。『これ直しといて!』『これはこっちのほうがいい』だけだと、納得できずに不満が溜まってしまうから。
自分のやりかたじゃダメなら、やっぱり理由が知りたい。自分で考えられたらいいけど、それを教えるのも上司の仕事のうちだと思います。
『これはこういう理由で問題があるから、こっちのやりかたにしようか』と理由を添えてくれると、自分の力不足や甘さも自覚できるし、上司に対しての信頼も高まると思います」(20代・女性)
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③感謝で言葉でやる気アップ
「仕事って、褒められるより注意や指摘をされる割合が多い気がするんですよね。『できて当たり前』として扱われるから、普通に仕事をこなしても評価されないじゃないですか。
そんな中で日々仕事の指示や指摘をされているだけだと、やっぱりモチベーションが下がるので…。できれば、ちょっとした感謝をしてくれるとうれしいです。
上の人からの言葉って、上司が思っている以上に部下のやる気に直結しているんですよ。『いつもありがとう』の一言だけでも、部下の心に十分染みると思います」(20代・女性)
部下のモチベーションを向上させるためには、適切な伝えかたを心掛けることが欠かせないようです。
指摘するポイントがあった場合も、合わせていい点も伝えることで、お互い気持ちよく働くことができそうですね。
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(文/fumumu編集部・nana)