マッチングアプリで出会い交際3カ月の彼に、人生初の逆プロポーズを決行！ 赤面した彼の答えは…
マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。
リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力！ 女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。
マッチングアプリで出来た彼氏「それエビデンスとれてる？」が口癖でおなじみの、えびおくん。私は、常に、えびおくんのことで頭がいっぱい。でも彼はそうじゃありませんでした。
今は仕事のほうが大切、だからお付き合いが負担になっている。私が結婚に向かって頑張るほど遠ざかっているのはわかっていたのですが、恋をすると人は狂うのでしょうか？ やりました、急な逆プロポーズを。
■私の場合
逆プロポーズは、人によっては成功すると思います。今の時代、男性がするものというのはもう古いのかもしれませんし、ひざまずいて指輪をパカッというプロポーズに別に憧れない女性もいると思います。
ただ、絶対に成功させたい場合「彼は私に完全に惚れている」という強い自信や、「もし断られても次にいけばいい、彼はそこまでの相手だったのよ」と自律しているならいいと思うし、結果上手くいくと思うのですが、ないならやめておいたほうがいいです。
私は、自信もべつになく自律もしていないのに、逆プロポーズをしました。それは、焦っていたしプロポーズしたら2人の空気がいい方向に変わるかもと思っていました。そして何よりも、面白そうだったからです。なので、逆プロポーズしたことに全く後悔はないです。それに、みんな口揃えて「結婚は勢いとタイミング」と言うから。だから、「勢い」をつけました。ですが、「タイミング」は完全に間違えたことを認めます。
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■逆プロポーズ大作戦
私たちは、付き合って3ヶ月になりました。一応、付き合おうと告白してくれた日に「今年中に結婚」を約束してくれたというのもあり、その今年は残すところあと7ヶ月ほどとなっていたのです。付き合って3ヶ月。もういいでしょう。私の周りではスピード婚してる人もいますし、私にマッチングアプリを教えてくれた友人は、たった1ヶ月でアプリ婚をしています。もう恋愛はいいから結婚しましょう。計画を立てはじめました。
ただ私たちは”ラブラブ”とは言えない状況でした。彼は「時間がない」「日々、成長しないといけないから恋愛の優先順位は低い」「まほちゃんといるとスケジュールが変わるのがストレス」と会う度に言うほど激務。
私は「早く結婚したい」「マッチングアプリでやっと見つけたんだからもう逃せない」「他にはもういないかも」という焦りで追い詰められていて、お互い向いている方向が違いましたし、安定はしていませんでした。…なのに、実行しました。なんとかなると思っていたし、もしかしたらイケるかもしれないとも思っていました。
近々2人で会って「えびおくんが忙しいから、どうやって今後お付き合いしていくか」という話し合うことになっていました。わざわざ話し合いしてくれるなんて良い人だと思いますし、今思えば、彼なりに私が結婚に焦っているからどうしたらいいか真剣に考えてくれていたんだと思います。その話し合いは、手紙で想いを伝える、というやり方にしました。そして、手紙を渡していい感じになったところで、逆プロポーズ。
これが私の計画。ただでさえ最近、私らしさが失われている気がしていたから。もっと自分を解放させたいと、暴れたいと、何か溜まっていたんだと思います。
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■ワクワクする
手紙を書くのが好きな私。なので、えびおくんへの想いを綴りました。思ってたより筆が進んで7.8枚ほどになってしまいましたが、えびおくんに絶対に響くはず。なんだかんだ、ピュアな人なので手紙は効くと思いました。自分で読み返して、うるうるとくるくらい出来が良い。さらに、私は追加しました。それは「Wikipedia」です。自分のWikipedia。えびおくんは、私に対していつも厳しいので少しは私の経歴、一応やってきた芸人活動などちゃんと知ってほしいと思ってWikipediaも同封しました。
よし、早く本番にならないかな…。手紙を読んでもらったら、ちょっと外を散歩して、いい雰囲気になったら「結婚して♡」と言う。はぁ、緊張する。それに、楽しみ…。なんだか、久しぶりに味わうこの感じ。自分で台本を作って、実行する。なんてワクワクするのでしょう。そう、このワクワク。これがずっと欲しかったのかもしれません。
私は決行に向かって猛突進でした。それが、私だけが楽しんでいたとは知らずに。ただ振り回していただけだったとは。まぁ、冷静になればわかったはずなのですが…。
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