アプリで出来た彼にひどい言葉を放ってしまい後悔も… もっとキツイひとことをくらう

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。

婚活ダイアリー アイキャチ

リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。

えびおくんは生活において、すごくこだわりがある人でした。食事も健康のために常にYouTubeで情報を得たり、シャンプーやトリートメントも決まったところで購入、服はUNIQLOしか着ない、インテリアは木を基調にして動線を意識した配置にする、などです。そんな彼の新しく生まれた口癖は…「生活をデザインする」です。

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■少しずつ失われていく「私らしさ」

私は昔から大雑把な人間で、生活をデザインするんだ! って言われましてもそんなのデザイナーじゃないんだからできないと思ってましたし、すべての意識が高すぎて、なんだか自分がオシャレじゃないと言われているようにも感じましたが、合わせていました。もうそれは必死に。

「スマホの置き場所はここじゃない、なぜなら生活をデザインするんだ」と言われるので、すごく気を遣ってスマホを使ったあとはそちらの配置に合わせたり「夜はインプットの時間」と言って読書を始めるので、あまり気分じゃなくても合わせて読書をしていました。しかも自己啓発本でなくてはいけません。まあ、すぐNetflixを開いてしまうのですが。

家事はこまめに気を配っていました。えびおくんは細かいわりにあんまり水回りとかトイレとか綺麗じゃないので、ここは私の見せ場だと思いピカピカにしたり、手際よく料理し(これはいつも褒めてくれていました)ポイントを稼いでいました。

この行動が「愛する彼のために」なら良かったのですが…少しずつ「私らしさが失われている」と思うようになるなんて。でも、8割くらいは、それでも彼が好き。なので、頑張れたのかもしれません。


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■ナチュラル女子になればいいんでしょ

「私らしさが失われている」と感じたことの1つ。ファッションやメイクを変えたこと。ファッションは、カラフルなものが好きで古着なども着ていましたが、どうやらあまり彼はお好みではない様子。

「そんな派手なピンク着るんだ…」とか「白が1番似合うと思うけど」と言ってきますし、メイクときたらやはり派手なのが苦手みたいで「キラキラしすぎじゃない?」「濃すぎる、口紅」など指摘してきました。ちっ、結局、ナチュラル女子が好きなんだな、男は。と、やさぐれながらも、これも合わせていました。

これに関しては、自分にも少し原因があります。マッチングアプリをやりまくっていたときに、私は婚活ファッションをしていました。清潔感のあるワンピースにメイクも親しみが湧くプチプラな感じの薄いピンクベージュ。

それが付き合った途端に、昔のビートたけしさんが着てたような派手柄の古着のニットを着てデパコスのゴールドラメに赤いリップをつける。これ、詐欺だったかもしれません。

えびおくんがナチュラル女子が好きなら、そうなろうと、洋服は白や黒ばかり着るようになり、大好きなコスメも控えめにしました。こういうこともすべて楽しむことができれば違ったとは思います。ですが、この時の私の状態は焦りの日々。余裕がありません、なのでこんなこと続くわけがありません。数ヶ月後、爆発してしまうわけなのですが…この時は、無理していました。


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■ 20の質問

このように書いていると、えびおくんにちょっとモラハラ疑惑が湧いてしまいますので擁護すると、彼も私に合わせてくれていました。当時、私の脳内は「早く結婚したい」一色だったので、どうやったら実現するかとそればかりでした。そんななか、えびおくんにやらせたのは「カップルとの仲が深まる20の質問」というネットで見つけてきた質問を、やろうやろうと押しつけ、用紙に書いてもらっていました。

その質問は例えば「愛とは何か?」とか「一番大切にしていることは?」「一番傷つくことは?」など、そういったものです。えびおくんはなんて書くんだろう…ワクワクしながら書いてもらった紙を受け取ると「信頼」「話を聞いてあげる」など短い言葉で返答しており、ほとんどの回答に「浮気をしないこと」「裏切らないこと」と書いてありました。よっぽど昔された浮気が傷ついていることが改めてわかりましたが、読んでいると、ドキっとする回答が目に入りました。

「別れを考える理由は?」のところに、浮気ともう1つ、「相手の足を引っ張ること」と書いてありました。これは、えびおくんとする喧嘩のなかでよく言われるワードだったからです。…私、大丈夫だろうか。

また、2人で映画を観るときに選ぶのは私。これも合わせてくれました。セックス・アンド・ザ・シティなど、必ず「恋愛もの」にして、彼の恋愛のテンションをあげさせるようにしていました。

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