新作では無慈悲な伯爵役のビル・スカルスガルド まったく違う表情を見せる『シンプル・シモン』は必見
アンダー40俳優「イケメン」のススメ:ビル・スカルスガルド。本来はキュート。
年を重ねるごとに、ますますかっこよくなるイケてるおじさま「イケオジ」になるのが確実の、イケメン俳優出演のおすすめ作をご紹介する本企画。
今回は、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の公開を記念して、同作でグラモン侯爵を演じているビル・スカルスガルドです!
■伝説の暗殺者をめぐって
9月22日公開の『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は、キアヌ・リーヴス演じる殺し屋ジョン・ウィックの死闘を描く大ヒットシリーズの最新作。
第4段となる今作では、ジョンは、裏社会のトップに君臨する組織、主席連合に対して復讐を果たそうとするのですが…?
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■スウェーデンの至宝
このジョンを狙う主席連合の若き高官で、徹底してジョン・ウィックを追い詰める無慈悲なヴィンセント・デ・グラモン侯爵に扮しているのが、 ビル・スカルスガルド。
1990年8月9日、スウェーデン生まれのスカルスガルドは、父親と兄も俳優だそう。2016年にはハリウッドへ進出し、2017年のホラー『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』で、子どもにしか見えないとされる“それ”こと、奇妙なピエロ、ペニーワイズ役で一躍その名を馳せるようになりました。
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■実はこんなに愛らしい
そんなスカルスガルドのイチオシおすすめ作は、『シンプル・シモン』(2010年)です。
かなり古い作品なのですが、スカルスガルドが、アスペルガー症候群を抱える主人公のシモンを演じ、アカデミー賞外国語映画賞のスウェーデン代表に選ばれた名作。
シモンの唯一の理解者である兄サムが、シモンのせいで恋人にふられてしまい、シモンはサムのために完璧な恋人を探そうとするユニークなストーリーで、実はペニーワイズを見た時、すぐにシモンを演じた人だとはまったく気づかないほどでした。
ペニーワイズやグラモン侯爵のように、非情な役柄の目立つ(?)スカルスガルドですが、本来はこんなキュートなのです。
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)