バスの運転手が“失神寸前”で緊急停止 原因は乗客が持ち込んだ「あの食べ物」

乗客が持ち込んだあの食べ物が原因で、運転手は一時危ない状況に…。

バス 運転手

公共機関におけるマナーのなかで度々話題となる「におい」に関するマナー。海外のバスではにおいが原因で運転手が失神寸前となったケースがあるようで…。

『Asia One』など海外メディアが報じました。



■乗客が持ち込んだドリアンにアレルギー反応

タイでバス運転手の仕事を行なうクッサマさんは、乗客が持ち込んだフルーツのドリアンのにおいが原因で失神寸前となったと自身のフェイスブックに投稿。

タイで人気のフルーツといえばドリアンですが、アレルギー体質を持っているクッサマさん。あるとき乗客がバスに持ち込んだドリアンの匂いが車内に充満し、結果アレルギー反応を引き起こしてしまう事態に。

当時、胸が締め付けられるような感覚と息切れに見舞われた結果、やむなくバスの緊急停止。地元紙が報じた記事には、座席に横たわるぐったりとしたクッサマさんが、ほか乗客から介抱されている写真が掲載されています。



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■介抱してくれた乗客に感謝を語る運転手

同紙の取材によると「わたしのドリアン・アレルギーのせいで、ほか乗客の帰宅を遅らせてはならない」と当初は通常運転を心がけていたクッサマさん。

しかし体はにおいに耐えられず、今回の緊急停止に至ったといいます。クッサマさんを介抱してくれたのは、当時車内にいた“レック姉さん”と“A姉さん”(匿名)。クッサマさんは二人の心遣いに感謝を語り、またほか気遣ってくれた乗客全員、自身の上司にも感謝をあらわにしました。

直後の報道によると、クッサマさんは回復に向かっているものの、まだめまいがするなどかなりの重症だったとといいます。



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■「匂いの強いものは、家の近くで買って」

またこの件を受け、クッサマさんは「バス車内に匂いが強いものを持ち込むことは禁止されています」とタイ国内の公共機関における規則について改めて強調。「もしドリアンなど、匂いの強いものを食べたい場合は、家の近くで買ってください。そうすれば問題ありません」と訴えました。

なお、アレルギーに詳しいベンジャミン・ロー博士によると、タイだけでなく、シンガポールではドリアン・アレルギーの症例は多くはないものの「旬の季節には同アレルギーと疑われる症例が多数確認されています」とのこと。

今までに同アレルギーを調べた研究は1件のみ確認されていますが「加齢が同アレルギーを発症する引き金となる可能性はあります」と述べています。



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■執筆者プロフィール

黒木ゆず:大阪在住、飲み歩き大好きライター。お笑いライブとELLEGARDENとハリポタが生きがいです。

翻訳ネタのために、日々、海外のとんでもエピソードをチェックしています。

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(文/fumumu編集部・黒木 ゆず

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