北海道が生んだイケオジ大泉洋 売れないマジシャン役でほろりとさせる『青天の霹靂』は必見
オーバー40男優「イケオジ」のススメ:大泉洋。人情味の雄。
年を重ねるごとに、ますますかっこよくなるイケてるおじさま、「イケオジ」出演のおすすめ作をご紹介する本企画。
今回は、『こんにちは、母さん』の公開を記念して、同作で吉永小百合さん演じる「母さん」の息子、神崎昭夫に扮している大泉洋さんです!
■演劇ユニット仕込みの演技力
大泉洋さんといえば、演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーとしておなじみ。イケオジぞろいの「TEAM NACS」で鍛えた演技力を武器に、数々の映画賞を受賞している大泉さんは、1973年4月3日、北海道生まれ。
その後、北海学園大学に進み、そこで出会った演劇研究会の仲間たちと結成した「TEAM NACS」の絆が、いまだに続いているのも魅力です。
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■大女優の「息子」として
現在公開中の『こんにちは、母さん』は、下町に暮らす母と、その息子の姿を映し出す山田洋次監督が手がけたヒューマンドラマですが、大泉さんは、息子の神崎昭夫役を好演。
母・福江を演じるのは、吉永小百合さんですが、日本が誇る大女優に、「息子」として堂々と向き合う演技はさすがです。
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■「母」への思いを誘う
そういう意味で、どんなキャラクターもこなせてしまう演技派の大泉さんですが、やはり「TEAM NACS」の絆に表れているように、人情味のある役がダントツでお似合いです。
そこでオススメは、『青天の霹靂』(2014年)。
本作は、劇団ひとりさんが2010年に発表した同名小説を、ひとりさんが監督として2014年に実写化した作品です。大泉さんは、子どもの頃に捨てられた母をうらんでいる主人公のマジシャン、晴夫を好演。ところが、ある日突然タイムスリップしてしまった晴夫は、自身の出生の秘密を知ることになるのですが…?
この晴夫と、昭夫は、違う性格のキャラクターですが、「母」への思いを持っている点では同じ。だれもが持つ「母」に対する郷愁を誘う大泉さんの表情に、ほろりとさせられること請け合いです。
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)