元Jr.ジャニー喜多川は「母子家庭で苦しんでいるような子が好き」 拒絶すると弱みにつけこむ行為も
ジュニア時代、ジャニー喜多川の性加害に「耐えられない」と先輩に相談。返ってきた言葉に「狂ってる」と振り返りました。
YouTubeチャンネル『Arc Times』が25日に動画を更新し、「ジャニーズ性加害問題当事者の会」8人目メンバーとなる、元ジャニーズJr.の大島幸広さんが登場。
Jr.同士で励まし合っていた過去や、仲間が薬物で逮捕されたことを語るほか、先輩に言われた言葉を明かし「狂ってる」と振り返りました。
■ジャニーズJr.黄金期に活動
大島さんがジャニーズ事務所に入所したのは1998年。いわゆる“同期”にはKAT-TUNメンバーの亀梨和也さんや中丸雄一さん、上田竜也さん、元KAT-TUNの田中聖さん、NEWSの増田貴久さん、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷大輔さんなど、今も活躍している人がおり、「ジャニーズJr.黄金期」と呼ばれていた時代に活動しています。
大島さんは、発売中の『週刊文春』にて、5万円を渡され領収書を書かされたこと、「みんな吸ってるよ」とタバコを買い与えられたこと、ハワイでの性被害など、Jr.時代の出来事や性被害語について告白しました。
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■ジャニー喜多川は「怪物」
合宿所(自宅)のみならず、ホテルの部屋で2人で過ごすことも課せられていたという大島さんは、徐々に心身ともに耐えられなくなったある日、合宿所には寄らずに送迎の車に乗り帰宅しようとしたこともあったそう。しかし、その姿を見たジャニー喜多川は、走って追いかけてきて「ダメだよ、勝手なことしちゃ」と家の鍵を渡されたことを明かし、「僕の人権なんかない」「怪物。人として見れない」と振り返りました。
また、被害を受けているJr.同士での会話について「マイナスな話にすると、どんどん心が壊れてしまう」と笑い話にするしかなかったと振り返り、「『大丈夫か?』『頑張るしかない』と励まし合っていた」と回顧。
さらに先輩に「耐えられない」と相談しても、「(気に入られているのに)もったいない」「我慢しろ」との返答だったことを明かし、「その言葉ってすごいですよね。狂ってる」と当時について語りました。
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■「母子家庭で苦しんでいるような子が好き」
以前からジャニーズ事務所には、母子家庭の子が多い…とは言われていますが、大島さんは「好みなんでしょうね。母子家庭で苦しんでいるような子が好きなんですよね」と話し、自身も多くの兄弟を母ひとりが育てていた環境だったことを説明。
ジャニー喜多川氏に対して拒絶をする態度をとると「言葉では言わないけど、行動で知らしめる」と、連絡が途絶える→仕事がなくなるということをするようで、 “家計が苦しい”“母を支えよう”という弱みにつけこむような行為もされていたといいます。
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