ジャニー喜多川性加害問題、「当事者の会」8人目の元Jr.はアメリカ国内でも性被害

ジャニー喜多川から渡された5万円、勧められたタバコ、ハワイでの性被害。新たな証言が続々。

ジャニーズ事務所

先日「ジャニーズ性加害問題当事者の会」8人目メンバーとなる元ジャニーズJr.が発表され、現在発売中の『週刊文春』では、ジャニー喜多川と初対面の日に性被害を受けたことを告白。

さらに“領収社”や“喫煙”など新たな証言も出ており、近日に提言を行う予定の「再発防止特別チーム」の調査にも注目が集まっています。


■2年間で200回の性被害

14日、「ジャニーズ性加害問題当事者の会(JSAVA)」8人目となる大島幸広さんは会見に参加。現在38歳の大島さんは、1998年から2000年までの3年間、ジャニーズJr.として活動していました。自身は退所して23年間、心の傷とともに生きてきたことを話し、「性被害を少しでもなくしていければ」と参加した理由を述べています

発売中の『週刊文春』(『文春オンライン』は22日)への取材に応じている大島さんは、性加害に遭ったのはジャニー喜多川と初対面だった日だったことを告白。付き添っていた母親を帰らせ、自宅に泊まらせた際にマッサージからはじまり最終的には口淫をし、翌朝には1万円を渡す…と、他の被害者同様の手口で被害に遭い、退所するまでの約2年間で計200回の性被害にあったことも語っています。


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■5万円と領収書とタバコ

また、大島さんが栃木に転居したことをきっかけに、他のジュニアは1万円のところ「ユーだけだからね」と5万円を渡されていたこと、その際に「交通費」との但し書きが書かれた領収書に記入させられたこと、さらにジャニー喜多川は「みんな吸ってるよ」と未成年の大島さんにタバコを買い与えたことも判明しました。

「JSAVA」副代表の石丸志門さんは、自身のブログで「タバコを勧めてくるようなことはありませんでした」としながらも、長距離移動のバスの中などでは数名のジュニアは車内で喫煙していたことを回顧。

外から目撃されることを避けるため「カーテンちゃんと閉めて!」と注意はありながらも、喫煙を注意することはなかったと振り返り、未成年のジュニアもジャニー喜多川の前で堂々と喫煙していた様子が伺えます。


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■性加害は日本国内のみならず…

これまでも「JSAVA」ホームページでは「アメリカ合衆国内で性被害に遭われた」元Jr.への呼びかけをしています。というのも、ジャニー喜多川の性加害は日本国内だけではなく、ハワイなどアメリカ国内での被害もあり、このままジャニーズ事務所側の動きがなければ、アメリカで訴えることも視野に入れているため。

そして今回、参加した大島さんは『週刊文春』で、撮影でハワイに滞在している際にも性被害を受けていることを告白しています。


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■「再発防止特別チーム」は帳簿を調べるか

「JSAVA」メンバーは、「ジャニーズ事務所を崩壊したいわけではない」「対面して謝罪してほしい」とメディアを通して何度も伝えていますが、今もなお動きがない藤島ジュリー景子社長。新たな証言・証拠が出てきた今回、もう「知りませんでした」では済まされない事態となっています。

また、ジャニーズタレントが出演する『24時間テレビ』(日本テレビ)終了後の8月末に提言を行うとされている「再発防止特別チーム」は、領収書の件を受け帳簿を調査し、その結果をしっかりと伝えるのか…ネット上でも注目が集まっています。


【冬野とまと】
千葉で生まれ、千葉で育ったアラフォーライター。高校在学中にアメリカへ短期留学したことをキッカケに、卒業後はニューヨークの大学に入るも中退。行動心理カウンセラーの資格ありだが、自分の行動が読めない。

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(文/fumumu編集部・冬野 とまと

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