“カジュアル男”からの連絡に家を飛び出し… 自分の奇行にドン引きした結果、アプリをアンインストール
マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。
リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。
1ヶ月ぶりに来た6割妻夫木聡くんからのお誘いのLINE。当日、朝からソワソワしていました。前のようにワクワクしないのです。ほんとに会えるのかな? カジュアル男が突然してくる連絡なんて、怪しい? 予感は的中? 彼と私、こんな展開が待っていました。
■襲う不安
6割妻夫木聡くんが会いに来る…。1ヶ月ぶりでした。彼とはカジュアルな関係のアプリで出会い、そういう関係にはなったものの真剣交際には至らず。
宿敵・婚活アドバイザーのいう「カジュアル男は3回で飽きる」が当たっており、本当に3回で連絡が全く来なくなりました。なのに、ここに来て、急に復活。しかも、そっちに行くよとLINE。私は、驚きとともに不安に襲われていました。
本当に会えるのだろうか、気分屋なだけだよね…。それに何より、私はカジュアルを引退したはず。この彼に会うということは、またカジュアルするということ。真剣交際をしたいのにブレてしまう。でも、婚活アドバイザーにも勝ちたい。もう自分が何をしたいのか、よくわからない。
そしてあっという間に、6割妻夫木聡くんがうちに来る日となりました。私は3回の壁を超えられるのだろうか。彼と会うときは、私の近所で麻雀の大会があるから(彼はプロ麻雀士)そのついでに寄っていました。どうやら今日もそのコースらしく「終わったら、連絡するね」とLINEが来ました。
止まらない動悸。これは、何なんだろう。とにかく落ち着かない、不安でした。
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■また、やってしまった
「ほんとに来るのかな?」「カジュアルやって大丈夫かな?」同じことばかり自分に聞いている。非常に心が不安定。何だか…私、やばい。目黒川に行ってからメンタルがおかしい…。気づけばまた、やってしまっていました。電話占いを。
視える系の人が電話に出ました。「もしもし、先日はありがとうございました」「ああ、まほさんですね」「あの、また聞きたいことがあって、先生お願いします」。”先生”なんて言ってしまっている…。6割妻夫木聡くんのことをひととおり話しました。するとハッキリとこう言われました。
「その人、まほさんに対して全く誠実じゃないですよ」。チクッと胸が痛みました。まあ、そうだよね。いや、冷静になれば占わなくたってわかってます。そして続けてこう言われました。「今、不安定なのは、大天使ミカエル様が暴れているからです」…なに?
「そっちじゃないよ〜そっちじゃないよ〜」 そう騒いでいるとのこと。そして感謝しましょうと前と同じことを言われ、料金がどんどんあがるので電話を切りました。やってしまった…。何でまたやってしまったんだろう。
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■そして奇行
約束の時間が近づいてきました。連絡はまだない。もう私は何も手につきません。スマホばかり見てしまいます。「ドタキャンされる?」「会えない気がする」しつこいほど何度も同じ不安にかられ、ため息をついていると彼からLINEが! 「終わったんだけど、ご飯食べて来ていい?」。
ドキッ! ほらほら、雲行きが怪しい。やっぱりドタキャンするんじゃないだろうか…。もちろんだよ、と返信すると同時に…私は、家を飛び出しました。外をぐるぐるし始めました。ご飯って誰と食べてるんだろう? いや、そんなこと考えても意味がない。でも…。連絡が来てから1時間が経っていました。私は、奇行に走りました。
麻雀大会の会場に向かったのです。もしかしたら、いるかも。会っちゃったらどうするの? 「おー! たまたまここ歩いてたんだ、じゃああとでねー!」。歩きながらブツブツと小芝居の練習をしていました。会場前に着いてまるで不審者のように中を覗くと、とても静か。人はいませんでした。良かった、いなくて。ホッとしながら、また外をぐるぐるしました。
この日の私の行動。電話占いしてからのストーカーを匂わせる行為。危険すぎませんか…? いっそ捕まえてくれ。
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