年、アルゼンチンにて46歳のエリザベス・トレド(Elizabeth Toledo)さんが自宅で死亡した際、当時彼女が飼っていたペットのインコが「最期の言葉」を連呼。
その言葉に引っ掛かりを覚えた刑事が長きに渡る調査を行った結果、衝撃の事実が判明したことで、この件が再度話題になっています。
■インコが飼い主の言葉を連呼?
2018年、自宅にて全裸で死亡している姿が発見されたエリザベスさん。警察は聞き取りや現場の視察を含め全力で捜査をし、彼女の体に多数の痣を発見しましたが、明確な証拠がないことから「事件性は無し」と判断されるところだったそう。
しかし、担当刑事が引き続き調査を進めたところ、エリザベスさんが飼育していたインコがある瞬間から「やめて!お願い離して!」と連呼し始めたことに気づきます。
これがエリザベスさんの遺言ではないか?と考えた捜査チームは再度このインコについて聞き取りを開始。すると、近隣住民からインコが事件当日「どうして殴るの!」と叫んでいたことがあるという証言を得ることができました。
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■ついに明確な証拠が!
「エリザベスさんは自然死じゃなくて他殺かもしれない」と強く疑いを持った彼らは最終的に近所に住む51歳の男、及び62歳の男を事件の容疑者として認定。
2人の身体検査を行った結果、エリザベスさんの遺体についていた歯形が62歳の男のものと一致したのだとか。
そこから芋づる式に証拠が発見され、2人は強姦罪と殺人罪で逮捕されるに至りました。
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■裁判の証…鳥?
2人の容疑者は告訴され、今後法廷にはペットのインコが証人(鳥?)として出廷することが決まりました。裁判は未だ始まっていませんが、この報道が行われると現地及び国外メディアはこぞって「証鳥がインコ」「インコのお陰で犯人逮捕」と報道。
「裁判官はインコの言葉を証拠として採用するのか?」と注目しているようです。
言葉を発するとは言え、人間ではない動物の「証言」をアルゼンチンの裁判所はどう受け取るのでしょうか…。まるでドラマのような展開の続報が気になるところです。
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(文/fumumu編集部・AKO)