内閣府が12月11日より、10~20代女性対象の性暴力の悩みの相談窓口『CureTime』をオープンしました。
フリージャーナリストの伊藤詩織さんが元TBS記者の山口敬之さんから性行為を強要されたとして行われた民事訴訟の件もあり、性暴力が他人事ではない現代、この取り組みは各SNSでも大きな話題になっています。
しかし実際の所、どこまで相談に乗ってくれるのか気になっている人も多いはず。そこでfumumu編集部は、このサービスの全容について調査を行いました。
■サービス概要
女性対象の性暴力の悩みの相談窓口『CureTime』は、その名の通り「性暴力の悩みをもっと気軽に相談する」ことを目的に開示された取り組みです。
LINE、Facebookから相談することが可能で、その他にも外国語での相談、駆け込み避難など緊急の相談窓口も設けられています。「望まない性的な行為もすべて暴力」「心が女性という方も相談してほしい」と、主に10代から20代の悩みを受け付けている様です。
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■期間限定と書かれているが?
12月10日~24日までの期間限定の取り組みである『CureTime』ですが、全国版のほか、北海道、京都、鳥取は個別に対応する旨が記されていました。
この設定に対し、内閣府に問い合わせをしたところ、期間について「今回お試しという形で受付しているが、改善すべき点や不具合などの反省を生かし来年度にも改めて実施する予定です」と前向きな回答が返ってきました。
一方、なぜ個別対応ができる地域と、そうでない地域があるのかという質問には、「協力してくれる地域の差」であるという答えが。なんでも、今回窓口が個別に分かれている北海道、京都、鳥取は自治体の協力が手厚く、人員を確保出来たため対応が可能になったとのことでした。
また、今回の結果次第で対応可能な地域が増える可能性もあるようです。