アンミカ、松本人志の”裁判の争点”に私見 「ズレがありますよねきっと…」
アンミカさんは、松本人志さんの性加害疑惑裁判について「どちらが事実か分からない」としながらも「女性たちが置き去りにならない形で…」と要望。
16日放送の『情報ライブミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)では、ダウンタウン・松本人志さんが『週刊文春』(文藝春秋)を提訴した件の進捗を報道。
タレントのアンミカさんは、裁判の争点が想定していた内容と「ズレがある」と話し、司会の宮根誠司さんも共感を示していました。
■「真実相当性」なら名誉毀損ではない?
松本さんは『週刊文春』に、複数の女性への性的行為強要疑惑などが報じられており、当該の記事を巡る訴訟の第1回口頭弁論が3月28日に東京地裁で開かれることが明らかになりました。
宮根さんは、「裁判というのは、性加害は本当にあったのかなかったのかという真実を追い求める作業だと思うんですけれども、今回の件でも『真実相当性』とかいう言葉がでてきて、本当に真実にたどり着けるのかということもありますよね」という疑問も。
番組側は仮に週刊誌報道の内容が真実と認められなくとも、「公益性や公益目的」で「真実と信じるだけの取材(正当な理由や根拠)」がなされていれば名誉毀損が認められない場合もあると解説しています。
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■思っていた裁判結果と「ズレがありますよね」
アンミカさんは、「裁判用語で聞くと…ものすごい私たちが今までコメントを…芸能界の方々もコメンテーターの方々も『今回のこの件は裁判で証明されるのでそれまでは』という枕詞が多かったんですけれど…」と、現時点でコメントを避ける時の常套句に言及。
続けて「多分私たちが思っている『松本さんが潔白をお示しになりたいだろう私たちも納得いくだろう』と思っている裁判の結果とここで証明されるものはズレがありますよねきっと」と、性加害の有無のみを論点としていないことを指摘しています。
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■ハラスメントは「見る角度からすると違う」
宮根さんは、「アンミカさんがおっしゃったみたいに、性加害の問題っていうのは大変大きな問題になっていて、これと裁判で白黒つけるっていう『素人の感覚』の齟齬みたいなことってありますね」とコメント。
アンミカさんは、街頭インタビューの言葉を引用しつつ「街頭インタビューでいう『火のないところに煙は立たない火種があったんじゃないかしら』なんていう…。飲み会をセッティングした人にしたら『楽しい飲み会のはずだった』でも、ハラスメントと言われるものは、えてして見る角度からすると違うことがということがあるので」と、分析しています。
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■アンミカ「芸能人である前に女性」
アンミカさん、どちらが事実か分からないとしながらも「女性たちが置き去りにならない形で、しっかりと、みんなの意見を交わし合う裁判であってほしいなと気はしますね。私も芸能人である前に女性でもあるので、そこはすごく気になるところです」と要望。
さらに、「A子さんB子さんどちらだったか、性行為はなかったんだけれども怖くて帰ってきたという方にも『何もなかったじゃないか』という男性は多いんですけど、それもひとつの『恐怖を植え付けられたハラスメント』ということになるので、なかったらからいいということではないということで、証明の仕方がお互いに難しい」と考察しています。
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(文/fumumu編集部・星子)