宮根誠司、日大副学長が林理事長提訴に疑問 「日大の学生さんとかOBの方は…」

日本大学の沢田康広副学長が、林真理子理事長をパワハラで提訴する意志を示し、宮根さんは学生への影響へも言及。

宮根誠司

27日放送の『情報ライブミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)で、日本大学ラグビー部の部員の薬物問題の対応をめぐる辞任騒動について報道。

辞任を勧告された沢田康広副学長が林真理子理事長を提訴する意志を示し、司会の宮根誠司さんは「日大の学生」の心中を気遣っていました。



■林真理子理事長を相手取り訴訟へ

沢田副学長は、林理事長らに「パワハラを受けた」として1000万円の損害賠償を求める訴えを起こしていることが判明しました。

理事会は今月22日に、沢田副学長に即時辞任を勧告しており、今日の時点では沢田副学長も「学内の混乱を避けたい」という意向から辞任する方向性を示しています。

一方で、先月に林理事長らから辞任するよう求められた経緯が「パワハラ」に当たるとして、損害賠償を求める訴えを東京地裁に提出しているとのことです。



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■私学助成金は交付されず副学長は辞任

沢田副学長側によると、林理事長は「補助金(私学助成金)が不交付の可能性が非常に高いんですね。もし澤田先生が役員でいらして、役員として事情聴取を(受ける)とかそういうことがマスコミに出ますと恐らく(私学助成金の)交付がいただけないんじゃないかというのがみんなの見立てです…」と、辞任を迫ったとのこと。

それに対し「辞任する相当な理由がない」と徹底抗戦の構えをみせていた沢田副学長。結果的に補助金は交付されず、副学長も「混乱回避」のために辞任する方針をかため、理事会も受理すると見られています。



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■弁護士「慰謝料が一番認識しやすい」

澤田副学長は、自らの辞任と差し替える形で今日、林理事長に対し損害賠償を求め東京地裁に提訴しました。

宮根さんは「どんなパワハラがあったかということですね」とのべ、番組では「会議への出席を禁じられた」という主張も紹介。

専門家である弁護士は、「一番考えやすいのは慰謝料ですね」「この慰謝料が一番認識しやすいんですけど、一般的にこの程度のことで1,000万とかではなく、何十万とかですね? 仮に認められても」と分析しています。



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■「ただじゃ辞めないぞ」という意図を予想

番組側は、「和解という選択肢も最終的にはあり得るので、勝ちきれると思ってやっているかどうかは若干疑問はありますね」という弁護士の見解の紹介。

宮根さんは専門家の意見も鑑みて、「邪推ですけど、自分はやめるけど提訴はするぞと。つまり、つまりなんとなく『辞めるけどただじゃ辞めないぞ』ということだったら、日大の学生さんとかOBの方は非常に迷惑な話ですよね」と学生の心境を慮っています。

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(文/fumumu編集部・星子

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