新作では光と闇を均一化する「イコライザー」役のデンゼル・ワシントン 身分の均一化を図った『マルコムX』は必見

オーバー40男優「イケオジ」のススメ:デンゼル・ワシントン。真髄はバランス感覚。

デンゼル・ワシントン
(『イコライザー THE FINAL』場面写真)

年を重ねるごとに、ますますかっこよくなるイケてるおじさま、「イケオジ」出演のおすすめ作をご紹介する本企画。

今回は、『イコライザー THE FINAL』の公開を記念して、同作で元CIAトップエージェントの主人公を演じているデンゼル・ワシントンです!


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■闇の仕事を請け負う者

デンゼル・ワシントン

10月6日公開の『イコライザー THE FINAL(原題:The Equalizer 3)』は、「イコライザー」こと「闇の仕事請負人」であるロバート・マッコールの活躍を描く人気シリーズの第3段。

最終章となる本作では、舞台をイタリアに据え、そこを安住の地として静かに生きようと決意したのもつかの間、マッコールが再びイコライザーとならざるをえない状況になっていくのですが…?


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■アフリカ系アメリカ人代表格

このロバート・マッコールを演じているのが、1954年12月28日、アメリカ生まれのデンゼル・ワシントン。アカデミー賞受賞歴のある、アフリカ系アメリカ人代表格イケオジです。

牧師の父と、美容院も経営するやり手美容師の母を持つためか、元来持つ落ち着いたハイソな雰囲気そのままに、演じる役柄もエリート役が多い印象。実際、出身は名門フォーダム大学で、バスケットボール強豪校としても有名な同校では、バスケットボールを嗜み、プロ並みの実力を持っているそうです。


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■「均一化するもの」として

そもそも「イコライザー」とは、元は「均一化するもの」の意味で、マッコールの仕事は、世界の善と悪を平衡にすることだといえます。こうした「バランス感覚」は、エリート役の多いワシントンの神髄のようで、そういう意味では、差別をなくす、つまり身分差を均そうとした黒人解放運動指導者、マルコムXを演じた『マルコムX』(1992年)はまさに適役。

デンゼル・ワシントン
(出典:amazon

黒人解放運動指導者としては、非暴力をうったえたキング牧師が有名ですが、マルコムXはその姿勢を批判。1965年に39歳で暗殺されるまで、急進派として活躍したともいわれています。

過激な印象の強いマルコムXですが、ワシントン扮するマルコムXは、「わかっててあえて過激にふるまっている」ような、どことなく冷静な部分が垣間見えるイメージ。かなり古い作品ですが、手段はどうあれ、差別をなくすために命をかけた一人の革命家の生き様を、冷静に演じるワシントンに表情に胸が熱くなること請け合いです。

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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ

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