日本のレジェンド・イケジョ吉永小百合 かわいらしすぎる『伊豆の踊子』は感情移入間違いなし

イケてる女優「イケジョ」のススメ:吉永小百合。日本的チャーミング。

『こんにちは、母さん』
(©2023「こんにちは、母さん」製作委員会 ©キネマ旬報社)

いつも美しく、輝きを放ち続けるイケてる女性、「イケジョ」出演のおすすめ作をご紹介する本企画。

今回は、『こんにちは、母さん』の公開を記念して、本作の「母さん」こと息子・昭夫の母、神崎福江を演じている吉永小百合さんです!


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■息子から見た母の変化


現在公開中の『こんにちは、母さん』は、劇作家の永井愛さんの同名戯曲を、山田洋次監督が実写化したヒューマンドラマ。

大泉洋さん演じる息子、神崎昭夫が、実家の下町に帰ると、そこで暮らす母・福江に変化が。どうも母は恋をしているようなのですが…?


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■お茶目なレジェンド

『おとうと』
(出典:amazon

この母に扮しているのが、吉永小百合さん。1945年3月13日、東京生まれの吉永さんは、1957年、11歳でショウビズ界にデビューして以来、現在も活躍を続ける日本を代表するレジェンド・イケジョです。

しっとりした印象の役が多い吉永さんですが、素顔はかなりの「お茶目さん」という言葉がぴったり。取材で何度かお目にかかったのですが、一番印象的だったのは、「今日はかわいい弟を連れてきました」と、『おとうと』(2010年)で共演した弟役の笑福亭鶴瓶さんを、ひょっとこのお面をかぶりながら紹介した時。思わず吹き出してしまいましたが、「ひょっとこ顔の吉永小百合」というレア写真をカメラに収めることができたのでした。


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■お茶目さが垣間見える踊り子

『伊豆の踊子』
(出典:amazon

実は『おとうと』も山田洋次監督が手がけているので、こちらも非常にオススメ作なのですが、数ある吉永さん出演作の中のイチオシは、『伊豆の踊子』(1963年)です。

日本人初のノーベル文学賞を受賞した文豪、川端康成による同名小説は、男子学生と旅芸人の踊り子の恋の行方を追うラブストーリーですが、何度も実写化されており、本作は四度目の実写版。そういう意味で、それぞれの実写版に趣がありますが、個人的に、吉永さんが踊り子を演じた本作に、一番感情移入してしまったのです。

それは、西河克己監督の斬新な演出による部分があるかもしれませんが、純粋でまっすぐな踊り子は、吉永さんの少女らしいお茶目さが垣間見えていたからだとも思うのです。

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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ

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