『もののけ姫』カヤがアシタカに「玉の小刀を贈った意味」は… 宮崎駿の解説に反響
印象深いアシタカが村を出るシーン。カヤの気持ちを想像すると切なくなります…。
21日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)では、スタジオジブリの『もののけ姫』を放送。
以前、同番組とスタジオジブリの公式ツイッターが、村を出るアシタカに、一族の少女・カヤが玉の小刀を贈るシーンについて解説し、注目を集めました(※ネタバレの要素が含まれます)。
■アシタカとカヤの関係は…
突如村を襲ったタタリ神を退治した際に、死の呪いをかけられてしまったアシタカ。
呪いを断つため西へ旅立つことを決めますが、アシタカが村を出る際、禁じられているにも関わらず、カヤは一人アシタカを見送りに来ます。
このとき、「いつもいつも カヤは兄さまを思っています」と思いを伝えるカヤ。
ふたりの関係について、2021年8月放送時に『金曜ロードショー』公式ツイッターは「アシタカの妹だと思っていた人も多いのでは…実はカヤは一族の中でアシタカの許嫁として認められた娘だったんです」「『あにさま』と呼んでいるのは自分より目上の人に対する敬意から」と説明しました。
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■宮崎監督がこのシーンについて解説
また同アカウントは、この玉の小刀について宮崎監督の言葉を次のように紹介。
「玉の小刀って、(中略)あれは自分の恋人に、自分の印にあげるもんなんです。(中略)こういう形になってますけど、アシタカは村を追われてるんですね。マゲを切ってるでしょ。つまり二度と逢えないだろうっていう」
カヤの気持ちを思うと、切ないですね…。
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■玉の小刀の素材は「黒曜石」
また、2021年8月に『金曜ロードショー』で同作が放送された際、スタジオジブリ公式ツイッターは同作に関する質問を一般ユーザーから募り、放送中に回答していく企画を実施。
その際、カヤにまつわる質問がとくに多く寄せられたことが明かされており、玉の小刀の材質について「黒曜石というガラス質の素材で出来ています。アシタカの村では、乙女が変わらぬ心の証に、異性へ贈るものとされるそうです」と説明されました。
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■「その後」には様々な意見や考察
この場面の解説には「純愛ですね…」「カヤちゃん…(泣)」と多くの反響が。物語の結末を知るユーザーからは、「カヤかわいそう」という声も多く見受けられます。
21日の放送では少し視野を広げ、カヤだけでなく、あらゆる登場人物の立場や状況をも重ねていくと、また違った感想を抱くかもしれません。
とはいえ、カヤの幸せを願わずにはいられませんね。
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