谷原章介、ウクライナのダム決壊に驚愕 「どうやって復旧するのか…」
ウクライナ南部のロシア支配地域にある水力発電所のダムが攻撃を受けて決壊し甚大な被害が…。
7日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、ウクライナのダム決壊について報道。
ウクライナ政府はロシア軍の攻撃とみなしており、1万7,000人が避難を強いられる甚大な被害が出ていると伝えられています。
■ゼレンスキー大統領は「全世界にとって脅威」
6日、ウクライナ南部ヘルソン州のロシア支配地域にある、カホウカ水力発電所のダムが攻撃を受け、決壊しました。
番組では、住宅が水没し、ペットを抱えた住民が避難する映像も公開。ウクライナのゼレンスキー大統領は「ロシアのテロリストをウクライナの全領土から駆逐すべき」「彼らが全世界にとって脅威であることを今回の爆破で証明した」と強く非難。
ダムが決壊した川の上流には、カホフカダムから冷却水が供給されている「ザポリージャ原発」が。番組は、ダムを爆破したのがロシア側だとすれば、「攻め込んでくるならザポリージャ原発を爆破させる」という警告ではないかと伝えています。
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■自然の災害ではなく人為的という恐ろしさ
フジテレビ報道局解説委員の風間晋さんは、大災害クラスの悲惨な映像に「この映像、凄まじいですよね水の勢いや量が…」と唖然。
続けて「問題はこれが、自然の災害ではなくてウクライナ側であれロシア側であれ、人が悪意を持って、意図してこれを起こしているというのは、すごいな、酷いなと思うんです」「下流域の住民のことなんてまったく顧みてないわけですよね…」と、戦争の恐ろしさについて言及しました。
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■何十万人もの住民が危険に晒される事態
パックンことパトリック・ハーランさんは、「許しがたいという一言ではすませられない」「何十万人もの住民の皆さんの生活・資産・そして命も危険にさらされて…」とコメント。
誰がやったかは現時点では判明した訳ではないと前置きをした上で、「ロシアがやったことだとしたら、病院など民間人施設に空爆、ウクライナの子供を強制的にロシアに連れて行くとか、今までやった悪行のリストの中に、本当に醜いすさまじい新しい項目が加わる…」と怒りを滲ませました。
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■パックン「何年も被害が続く」と分析
司会の谷原章介さんも、「どう復旧していいか想像もつかないですね…」と驚愕したようにコメント。
パックンは「Fog of war(戦場の霧・作戦・戦闘において状況がよく見えなくなる・不確定要素。霧の中のように状況が錯乱する)」という言葉を例に出し、「真相はおそらく見えてこない」「これはもう何年も被害が続くと思います」とも分析しています。
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(文/fumumu編集部・星子)