19世紀のオランダ画家・ゴッホの『ひまわり』を映画館と美術館で堪能

37歳で生涯を閉じた画家ゴッホの作品『ひまわり』の秘密を解くドキュメンタリー映画が3月10日公開。

『ひまわり』
(©exhibitiononscreen.com)

大胆な色使いなどで知られ、独自の道を開いたとされる画家、フィンセント・ファン・ゴッホ。

彼の代表作のひとつ『ひまわり』は、7点制作されたといわれていますが、東京・SOMPO美術館をはじめ、現存する5点を所蔵する世界5都市の美術館を巡り、作品に隠された真実を追うドキュメンタリー映画『ゴッホ「ひまわり」に隠された謎』が3月10日から公開。

名画の背景を映画館で知り、実物を鑑賞しにいく小旅行をおすすめします。



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■なぜゴッホは『ひまわり』を描いたのか?

1853年3月30日、オランダで牧師の息子として生まれたフィンセント・ファン・ゴッホ。自身も聖職者を目指した時期もありましたが、1890年7月29日に亡くなるまで、画家として2000点以上の作品を制作したといわれています。

その中でもひときわ有名なのが、花瓶にさされたひまわりを描いた『ひまわり』。3月10日公開の『ゴッホ「ひまわり」に隠された謎』では、なぜゴッホが「ひまわり」を選んだのか、その謎に迫ります。



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■世界5ヶ所にある『ひまわり』

『ひまわり』
(©exhibitiononscreen.com)

ゴッホの描いた『ひまわり』は、現在、東京・SOMPO美術館、ゴッホの故郷、オランダ・アムステルダムにあるゴッホ美術館、ドイツ・ミュンヘンのノイエ・ピナコテーク、アメリカ・ペンシルバニア州・フィラデルフィア美術館、イギリス・ロンドン・ナショナル・ギャラリーの5ヶ所が所蔵。

本作では、各美術館のキュレーターなどの専門家たちが、様々な角度から『ひまわり』を解き明かしてくれます。



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■兄を支えた弟テオの存在

『ひまわり』
(©exhibitiononscreen.com)

例えば、ロンドン・ナショナル・ギャラリーのキュレーター、クリス・リオペルは、なぜゴッホの『ひまわり』が、同美術館に所蔵されることになったのか等の経緯を解説。

フィンセントには、画商として才能を発揮し、フィンセントの画家としての活動を支えた弟テオがいました。『ひまわり』はテオの妻ヨーが所有していたのですが…といった、37歳でその生涯を閉じたフィンセント・ファン・ゴッホにまつわる興味深い背景が紐解かれていきます。

実は本作は、世界の優れた美術展を高画質の映像におさめ、映画館の大スクリーンで鑑賞する「アート・オン・スクリーン」シリーズの一環。映画館で『ひまわり』を観た後、アジアで唯一本物の『ひまわり』を観ることのできるSOMPO美術館に、足を運んでみるのはいかがでしょうか?


■アート・オン・スクリーンSeason 3『ゴッホ「ひまわり」に隠された謎』
公開日時:2023年3月10日(金)~
公開劇場:シネ・リーブル池袋ほか全国順次
配給:ライブ・ビューイング・ジャパン
詳細はこちら

■SOMPO美術館
〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
開館時間:10:00 ~18:00
休館日:月曜日※/展示替期間/年末年始
※祝日・振替休日の場合は開館
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ

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