阿部寛『テルマエ・ロマエ』(2012年):「イケオジ」作品のススメ
オーバー40男優「イケオジ」のススメ:阿部寛。アジアでも、ローマでも。
年を重ねるごとに、ますますかっこよくなるイケてるおじさま、「イケオジ」出演のおすすめ作をご紹介する本企画。
今回は、アジア全域版アカデミー賞『第16回アジア・フィルム・アワード』で「Excellence in Asian Cinema Award」に輝いた阿部寛さんです!
■祝・アジア版アカデミー賞受賞
日本が誇るイケオジ代表格の1人、阿部寛さんが、“アジア版アカデミー賞”とも称される「第16回アジア・フィルム・アワード」で、「Excellence in Asian Cinema Award」を受賞したといううれしいニュースが発表されました。
この「Excellence in Asian Cinema Award」は、映画人のアジア映画界・アジア文化における業績と貢献を称える賞で、今回は日本人として3人目となる阿部さん。
受賞の話を聞いた時は、それまでずっと一緒にやってきたスタッフさんたちがそばにいたそうで、「皆で本賞を分かち合えることが嬉しく、大変感謝しています」と喜びを見せました。
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■漫画から抜け出したような婚約者
1964年6月22日、神奈川県横浜市生まれの阿部寛さんは、189㎝の長身を生かし、元はモデルとして活躍。そして1987年に、映画『はいからさんが通る』で俳優デビューしています。
同作は、大和和紀さんの同名コミックが原作。日本の大正時代を舞台に、ハイカラな女学生・花村紅緒の半生を描くラブストーリーです。
その中で阿部さんは、南野陽子さん演じる主人公・紅緒の婚約者、伊集院忍を好演。以来、様々なキャラクターを演じ、今回の受賞のように、海外にもその活躍が認められることになりました。
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■コメディアンとしての真骨頂
そんな阿部さんのイチオシおすすめ出演作は、阿部さんのおもしろさが最大に凝縮された『テルマエ・ロマエ』(2012年)です。
こちらもヤマザキマリさんの同名コミックが原作ですが、タイトルは、ラテン語で「ローマの浴場」の意味があるのだそう。
そして主人公は、なんとルシウス・モデストゥスという古代ローマ人なのです。
物語は、浴場建築技師のルシウスが、日本にタイムスリップしてしまい、日本の銭湯文化に触れる…といったなんともユニークな展開で、阿部さんはこのルシウスを怪演。幅広い役をこなす阿部さんですが、ルシウスは、阿部さんのコメディアンぶりが最も発揮されているキャラクターといえるでしょう。
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)