ジェイ・コートニー『ターミネーター: 新起動/ジェニシス』(2015年):「イケメン」作品のススメ
アンダー40俳優「イケメン」のススメ:ジェイ・コートニー。細かいミステリアス。
年を重ねるごとに、ますますかっこよくなるイケてるおじさま「イケオジ」になるのが確実の、イケメン俳優出演のおすすめ作をご紹介する本企画。
今回は、『ブラック・サイト 危険区域』の公開を記念して、本作で元海兵隊のCIAコントラクター、レイモンド・ミラーを演じているジェイ・コートニーです!
■秘密軍事施設のCIA
現在公開中の『ブラック・サイト 危険区域』は、ミシェル・モナハン扮する主人公のCIAエージェントが、秘密軍事施設である「ブラック・サイト」で、凶悪なテロリストと激戦をくり広げるアクションです。
この凶悪テロリストを、前回ご紹介したジェイソン・クラークが演じており、対峙するCIAの一員として、ジェイ・コートニーが登場しています。
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■次第に明らかになる本当の姿
ジェイ・コートニーといえば、ブレイクのきっかけになったのが、『ダイ・ハード/ラスト・デイ』(2013年)で演じた、主人公の刑事ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)の息子、ジャック役でした。このジャックも実はCIAという設定。
そういう意味で、どことなくミステリアスな役が似合う印象です。序盤では、正体は謎に包まれているものの、物語が展開するにつれ、次第に本当の姿が明らかになっていく。
そんなキャラクターが似合うのは、細かい演技ができる名優の証だといえるでしょう。
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■未来からやって来る謎の男
それもそのはず、1986年3月15日、オーストラリア生まれのコートニーは、名門ウェスタン・オーストラリア・アカデミー出身。その名人芸を一番堪能できるのが、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015年)だと思います。
同作は、1984年に、ジェームズ・キャメロン監督が手がけた『ターミネーター』シリーズの一環。サイボーグと人類の戦争が起こる未来と現代が交差する大ヒットSF映画です。
『ターミネーター:新起動/ジェニシス』では、コートニーは、将来、人類抵抗軍指揮官となるジョン・コナーの部下、カイル・リースを好演。カイルは、ジョンを生むことになる母親のサラ・コナーを守るため、未来から現代にやって来た謎めいたキャラクターです。
カイル役は、歴代の名優が演じていますが、ミステリアスながら、順応性が高い印象のコートニー版カイルの細かい演技に注目です。
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)