ブルース・ウィリス『シックス・センス』(1999年):「イケオジ」作品のススメ

オーバー40男優「イケオジ」のススメ:ブルース・ウィリス。生き延びるリアル。

ブルース・ウィリス
(引用:IMDb.com, Inc)

年を重ねるごとに、ますますかっこよくなるイケてるおじさま、「イケオジ」出演のおすすめ作をご紹介する本企画。

今回は、『ドント・サレンダー 進撃の要塞』の公開を記念して、本作で高齢者用施設に暮らす元CIA工作員、ロバート・マイケルズ役に扮しているブルース・ウィリスです!


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■引退してもなお健在の勇姿

ブルース・ウィリス
(引用:IMDb.com, Inc)

ブルース・ウィリスといえば、2022年3月、病気を理由に、惜しくも俳優引退を発表しました。1955年3月19日生まれ、2022年現在では、67歳になるウィリスの年齢からすると、その年以上で活躍しているレジェンド・イケオジはまだ多くいますから、ファンとしては、もう少し俳優業を続けてほしいのが本音かもしれません。

ですが、『ドント・サレンダー 進撃の要塞』では、元CIA工作員役としてアクションを披露するウィリスの姿は健在。画面上で縦横無尽に戦うウィリスの勇姿を、しっかり目に焼き付けておきたいところです。


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■生き延びる肉体派は

ブルース・ウィリス
(引用:IMDb.com, Inc)

そんなウィリスの代表作といえば、『ダイ・ハード』シリーズ(1988年~2013年)。何かと事件に巻き込まれやすくも生き延びる警察官、ジョン・マクレーン役を演じ、アクションの印象が強いといえるでしょう。

そういう意味で、ウィリスがタフな肉体派の役を演じている作品は、まずはずれがないといっても過言ではありません。


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■粛々と人生を生きていく

ブルース・ウィリス
(引用:IMDb.com, Inc)

なので、動のウィリスとは対照的に、静のウィリスが味わえる『シックス・センス』(1999年)が一番のオススメ。

かなり古い作品ですが、脚本と監督を担当したM・ナイト・シャマランを一躍有名にしたミステリーの傑作です。

ウィリスは、主人公の小児精神科医マルコムを好演。やがてマルコムは、死者が見える『第六感』を持つ少年、コール(ハーレイ・ジョエル・オスメント)と出会い、奇妙な体験をするのですが、子どもと向き合おうとするマルコムの誠実さを体現するウィリスの演技は見事。タフなイメージのウィリスが、静かに丁寧に真実に向かう姿は、スクリーン上からは引退しても、粛々と人生を生き延びるリアルなウィリスの未来を明示しているかのようなのです。

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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ

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