「石の上にも三年」はもう古い? 職場の「去り際」を見極める方法3つ
長く勤めるほうがいい…わけじゃない? 退職を見極めるポイントをご紹介します。
「三年は働いたほうがいい」と言われることもありますが、働く環境や自身の状態によっては、なるべく早めに退職を決意したほうがいいかもしれません。
今の職場から去るべきかのチェックポイントを、fumumu取材班が聞いてきました。
①先輩・上司の待遇
「過去に働いていた会社で、話の流れで上司の年収を知ってしまったことがあって。知りたくなかった…! と思うほどの額で、それをきっかけに転職を決意しました。
先輩や上司の待遇は、将来的に自分がたどり着く可能性が高いから。あまりいい待遇に見えないなら、早いうちに別の会社に行くことも考えていいんじゃないでしょうか。
ハッキリしたことがわからなくても、周りの会話でなんとなく察しがつくこともありますよね。『こんな給料じゃ車なんか買えない』『老後の生活費も貯まんねえよー』とか。持ち家の人はいるか、子持ちの人がいるかなど、周りがどんな暮らしをしているかも参考になりますよ」(30代・女性)
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②周りの勤続年数は?
「勤続年数が短い人ばかりの会社は、長期的に働ける環境ではない場合が多いかも。年長者がいるってことは、その年代まで働くことができたということだし。
たまに、若い人ばかり一気に採用してガーッと働かせて、激務についてこれないなら辞めさせる…なんて会社もありますから。
私が転職したときは、社員の平均勤続年数を面接の場で確認しました。後ろめたいことがないなら、快く教えてくれますよ」(30代・女性)
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③心が壊れそうなら…
「給料や待遇のよさ、会社のネームバリューなど、辞めないほうがいい理由がいくらあっても、自分の心が壊れそうならすぐにでも辞めるべきだと思います。
私の場合、無理して働き続けた結果、仕事に復帰するまで時間がかかったので…。体調を崩したときにすぐ休んでいたら、回復も早かったのかなーと思います。
働いているときは『ここを辞めるわけにはいかない』と思っていても、いざ辞めてみたら、意外となんとかなるんですよね。私は失業手当に助けられたので、退職前にハローワークに相談に行くのもおすすめです」(20代・女性)
人によって働きやすい環境は変わりますが、体調に変化が出ているなら、退職や転職を検討したほうが安心かもしれません。
物事を決断する余裕があるうちに、自分が落ち着ける環境を整えておきたいですね。
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(文/fumumu編集部・nana)