エリック・バナ『ブーリン家の姉妹』(2008年):「イケオジ」作品のススメ
オーバー40男優「イケオジ」のススメ:エリック・バナ。オーストラリアの王様。
■英国国教会の王様
そんなオーストラリア色の濃いバナのイチオシおすすめ出演作は、2008年の『ブーリン家の姉妹』です。
本作は、16世紀のイギリスを舞台に、ヘンリー8世に愛されたブーリン姉妹、アン(ナタリー・ポートマン)とメアリー(スカーレット・ヨハンソン)の半生を描く作品です。
ヘンリー8世といえば、当時ヨーロッパをまとめていたカトリック教会から独立し、自らイングランド国教会の首長となった王様として有名。その発端は、離婚を認めないカトリック教会と、再婚をくり返したいヘンリー8世の対立だといわれていますが、結局ヘンリー8世は、2人目の妻となるアン・ブーリンを含め、6回も結婚したそう。
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■伝統服とラフな着こなしのギャップ
この『ブーリン家の姉妹』には、ベネディクト・カンバーバッチ、エディ・レッドメイン、アンドリュー・ガーフィールドと、錚々たるイギリス俳優が出演しているのですが、オーストラリア出身のバナは、なんとヘンリー8世を好演。
王様然としたバナも見ごたえは抜群ですが、さらに注目したいのは衣装。アカデミー賞衣裳デザイン賞を受賞したサンディ・パウエルが手がけており、絢爛豪華な伝統服に身を包んだバナの堂々とした佇まいは、乾いた土地でラフなシャツを着こなす姿とのギャップが、新鮮に映るでしょう。
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)- 1
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