香取慎吾がダメ夫に! 「夫婦とはなにか」を考えさせられる映画が公開
「旦那デスノート」の存在に気づく夫を香取慎吾さんが演じる『犬も食わねどチャーリーは笑う』が9月23日公開。
香取慎吾さんと、岸井ゆきのさんが、結婚4年目の夫婦役を演じる『犬も食わねどチャーリーは笑う』が9月23日に公開。
コメディに定評のある市井昌秀監督が脚本も手がけ、「平凡で情けなくダメな」夫と、「笑顔の片隅で毒を盛る」妻のすれ違いを描き、「夫婦とはなにか」を考えさせられる本作。その魅力を探ってみましょう。
■「旦那デスノート」がきっかけ
ホームセンターの副店長として働く田村裕次郎(香取さん)と日和(岸井さん)は、結婚4年目を迎える夫婦。
表向きは仲のいい2人ですが、じつは日和はチャーリーという名前で、SNSの「旦那デスノート」に裕次郎への不満を投稿していたのです。
チャーリーとは、田村夫婦が飼っているフクロウの名前。裕次郎は偶然、その投稿が自分のことだと気づいてしまうのですが…?
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■「システム」に従えば
「結婚って、夫婦って、男と女って、一体なんなんだろう? なんだか厄介で面倒なものを抱えて、どこへ向かっているのだろう?」と疑問を抱いた市井監督は、「わからないのその先を、香取慎吾さんと岸井ゆきのさんで見たいと思いました」と語ります。
劇中では、「結婚」や「夫婦」などの象徴として、「システム」という言葉が登場。田村夫婦はシステムに従って結婚し、夫の裕次郎が務めるホームセンターには品物がシステムに従って並び、まさに私たちの生活は、システムに従えば安泰なように見えます。
ところが、そうは簡単にいかないのが人間の営み。システムに従ったはずの夫婦は互いの不満を抱き、整然と並べたはずの品物は乱れたりもします。
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