ドウェイン・ジョンソン『モアナと伝説の海』（2016年）:「イケオジ」作品のススメ

■半分神様の声を演じても

つまり完成された肉体が強調されることの多いロック様ですが、個人的には、声が最大の武器だと思っています。

そういう意味で、ロック様のイチオシおすすめ作は、2016年の『モアナと伝説の海』。

ご存じディズニーアニメーション作品で、主人公の少女モアナが、女神テ・フィティの「心」を取り戻すため、半神マウイと共に海を旅する物語です。

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■にじみ出るセクシーの所以

ロック様は、このマウイの声を担当。もともとマウイとは、ポリネシア神話に登場するいたずら好きの半神で、たくましい肉体を持っているそうですが、まさにロック様そのもの。

筋骨隆々の肉体から繰り出される声は、一見、力強いものを想像しがちですが、品性とユーモアが加わると、真の強さを伴った礼儀正しい艶がにじみ出る気がします。

実はまったく予備知識なしで、『モアナと伝説の海』を初めて観た時、マウイの声のセクシーさに驚いて、後からロック様だと知った記憶がありました。

おそらくその理由は、ロック様の地が「気は優しくて力持ち」だからなのでしょう。

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（文／fumumu編集部・尾藤 もあ）

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