マッチングアプリにいる「自己肯定感男」 割り勘で彼のセミナーを聞くハメに…
マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。
リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。
カジュアルな関係を求める人が多いマッチングアプリTでコンスタントにマッチングする日々。今回は…アプリに登録した目的はビジネスであり、男性とも会っているという彼。
そんな彼に、私は婚活目的だと伝えると笑われた挙げ句に「自己肯定感は、高いですか?」と、突然、セミナーらしきものが始まったのであります…。
■セミナー開始
「じここうていかん?」…突然の質問にかたまる私。
彼「つまり、自分のことは、好きですか?」
私「ああ、そうゆうことか、好きですよ」
彼「それは良かった、だったら、君と仲良くできるかもなー。つまり、自分のことを、愛していますか?」
これ何? なんだかよく見ると、顔が胡散臭いような気も…よくいる怪しい婚活アドバイザーのような…。しかし、気づけば私、この流れに乗っていました。
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■続くセミナー
私は「でも自分のことを愛していても『自分自分!』みたいな圧がある人は嫌ですよね~」と、私は自己肯定感男に意見を述べました。
彼「違うんですよ、それは自己中であって、自己肯定感とは別のものだと認識してもらいたい」
私「はあ、なるほど…」
彼「自己中は、ただのわがままで迷惑をかけるいうことだけど、自己肯定感は自分も他人も愛することができる」
私「ふむふむ、なるほどですね」
あれ、完全に彼のペース。彼のセミナー、飛び出す名言をメモらないといけないかな…という空気。そうだ。それより、さっき何故「婚活」のワードで笑ったのか、ぜひ伺いたい。
「いや、マッチングアプリで相手探す人、ホンマにおるんやって思って。僕は、婚活とかしないですもん、バツイチやし」
あぁ…確かに納得。前回の「首から下だけ男」とは種類が違う”余裕感”が出ていることに気づいてはいました。あと、この人関西人だったんだ。なんて思っていたら、またセミナーが再開されました。
「だったら、まほさん、自己肯定感が高い男を選びなさいね。自己肯定感低い男とは幸せになれない、自分を愛して初めて人を愛せるから」。
確かに、そうかも。先生! 恋愛アドバイザー! この自己肯定感男のお話、なんだかもっと聞きたいかも…そう思っていると…「あ、すみません、もう先方が来るのでこの辺で。まほさんのカフェラテは…600円ですね」。
あ、終わりなんだ。そして、割り勘。アプリデートで初割り勘。セミナー代? 600円? まぁ、安いか…。安い…のか?
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