イ・ジュヨンが看護師に! 不思議な恋愛群像劇『なまず』
「梨泰院クラス」のイ・ジュヨンが、同棲中の彼氏を疑う等身大の女性に扮する映画『なまず』が7月29日公開。
■偉大なる詩人の言葉
じつはこの作品、「穴」がテーマになっているといっても過言ではありません。各地で突然発生するシンクホールの怪奇現象が、その象徴になっているのでしょう。さらに、韓国の国民的詩人リュ・シファの言葉も登場します。
「私たちが穴に落ちた時、私たちがやるべきことは穴を掘り進むことではない。そこから抜け出すことだ」。
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■「疑いの穴」に落ちたなら
つまり私たちは、ユニョンのように、一度疑いを持つと、どんどんその深みにはまってしまいがちです。恋人を信じたいと思いながら、どこかぬぐえない不信感。まさに「疑いの穴」は、突如現れるシンクホールのように、突然できても、いつ埋まるのか、予想がつきません。
今回が長編映画デビューとなるイ・オクソプ監督は、「信頼と不信の間を揺れながらたどり着いた真実が、人々にとって勇気を与える真実であってほしい」と語ります。そうして「疑いの穴」から抜け出そうとすることで、確かな真実に近づけるヒントが、本作には隠されているのでしょう。
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)- 1
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