アプ活で出会った性欲モンスター 彼が見せた“孤独と闇”にまさかのトキメキ
結婚を夢見るモノマネ芸人・小出真保が、マッチングアプリで出会った人とのアレコレを吐き出します!
■突然のカミングアウト
「なんでそんなに女性が必要なんですか?」と質問に黙る、4回戦男。
私 「何か理由があるんでしょうね。闇があるというか、彼女作らないとか、変に決めつけているなと」
4回戦男 「バツイチなので。真剣交際するのはもういいんです、結婚はもうしない。初めてすごく好きになった人で、すぐ結婚したけど、起業したときに忙しすぎてダメになった。だから、彼女もいらない」
ちょっと…何よ。あのサイコパスな性癖から、いきなり人間臭いじゃないのよ…どうしたのよ。
私 「でも、それって、逃げてない? 結局、寂しいってことだよね」
4回戦男 「うん。そうだね。それに、忘れようとしているかもね、必死に。奥さんを」
これは思わぬ展開です。急にモンスターから人間になるもんだから。拍子抜けじゃないか。
え? あれ? 私。ときめいてる? 影のある男って素敵ですよね?
見つめあう2人。そして…。
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■みんな孤独である
顔が10センチ先まで近づいてきました。「なんか、いい…かも…。顔、カッコいいしな…」と思った瞬間でした。
4回戦男 「言えよ」
私 「え?」
4回戦男 「あれ」
私 「なに?」
4回戦男 「いい遺伝子」
またそれかー ちょっと忘れかけてたわー もういいわー、クドすぎ。よし…帰ろう。それには、謝ろう。丁重に心込めて、謝ろう。
「ごめんなさい、私、募集とは真逆で。ドSですし、1回戦しかできないし、探究心ないし、不感症です。申し訳ございませんでした。かっこいいので会っちゃった! てへ!」
すると、彼は「まほ、素質あるけどな」と返しつつも、帰らせてもらえました。そして、私は歩きながら気づきました。
本当は、自信ないんだな。みんな、寂しいんだな。マッチングアプリって、孤独の寄せ集め。闇の世界、なのかもしれない。
そう、だからこそ魅力的。やめられない、止まらない。そして私は「遊び人を正してみたい」という、ひとつの欲望も、できてしまいました。
次回は、3つ年下の田中さん(仮名)。身長は高め、細身のメガネくんで大人しそうなこの彼。
初回からお店を予約していてくれて、やっと、2回までのデートに進めることが出来た人です。そう、まともです。まとも、なのですが…、何かが圧倒的に足りない。すぐわかりました。ものすごく、つまらないのです…。
脳内には、LAひでや4回戦男の残像が消えない。私は、もう、まともな恋はできないのでしょうか。
何故、彼はつまらないのか…次回、乞うご期待!!
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(文/fumumu編集部・こいで まほ)- 1
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