おうちで映画三昧:「イケオジ」作品のススメ ⑪ベン・アフレック
オーバー40男優「イケオジ」のススメ⑪ベン・アフレック。多才さはヒーロー像に表れる
■盲目のヒーロー『デアデビル』
そんな多才なアフレックが、俳優として出演している中でのおすすめの1作は、マーベルコミックのスーパーヒーローに扮した『デアデビル』(2003年)です。
「デアデビル」は、子供のころ盲目になったため、超人的な感覚を持つようになり、昼は弁護士、夜はクライムファイターとして生きるスーパーヒーローなのです。
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■多才がヒーローを演じると
実は『デアデビル』は興行的に失敗し、アフレックはラジー賞最低主演男優賞を受賞しています。
ですが、あえて本作をおすすめしたいのは、ベン・アフレックの演じる盲目のスーパーヒーローが、実在するように感じるほどリアルだから。
おそらくその理由は、多才なアフレックが、観客の求める「演技」を本能的に理解できるからでしょう。
その証拠に、6代目「バットマン」のアフレックは、クリスチャン・ベール版5代目のように、重厚なダークさを持つスーパーヒーローではなく、どことなくおっとりした、アフレックならではの「バットマン」になっています。
それは、「バットマン」が単独の主人公ではなく、「スーパーマン」やほかのスーパーヒーローも存在する作品の中で、「バットマン」の立ち位置を自然に汲み取った結果だと思うのです。
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)- 1
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