■脚本を見た2時間後のムロツヨシ
その愛をテーマにした本作のプロデューサーを務めた村上公一さんは、毎年香川県で開催されているさぬき映画祭で、2019年、ムロさんと久々に会った時のことをふり返ります。
「僕は刷り上がったばかりの『マイ・ダディ』の台本を持って、この作品を映画初主演作に考えて欲しいという旨を伝え、その台本をムロさんに渡して別れました」。
そしてムロさんが、「2時間後に『やらせてください』と連絡していました」と語るほど、魅力的な内容だったのでしょう。
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■たった18日間のスピード撮影
ですが、ムロさんが残念がるように、「なんちゃらウィルスのため撮影も延期」になってしまいました。
そしてやっと、2020年12月6日にクランクインし、24日はクランクアップという異例の速さで行なわれた撮影。だれ一人体調不良も事故もなかったようで、ムロさんは、「この映画制作のお知らせができることに、ただただ喜んでいます」とほっとした様子です。
「この物語の父になりたいと思いました。この役というより、この父になりたいと」願ったムロさんが、「この父をやりきってきました」と自信を見せる本作。45歳にして初主演となるムロさん演じる牧師、御堂一男の勇姿に期待が高まるばかりです。
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)- 1
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