命がけの恋… 『ベイビーティース』は、きっと恋をしたくなる映画

病気の少女が、不良青年との出会いで恋に目覚める


■最優秀新人賞受賞のトビー・ウォレスさんの孤独

ベイビーティース
(©2019 Whitefalk Films Pty Ltd, Spectrum Films, Create NSW and Screen Australia)

そのミラに別世界を見せてくれるモーゼスは、素行が悪いながらも、ミラを特別扱いしないフラットな青年です。明らかに内面も外見も「問題がある」モーゼスですが、時折見せるさみしそうな表情は、ミラでなくても思わずドキッとしてしまうはず。

実は繊細で孤独を抱えたモーゼスを熱演したトビー・ウォレスさんは、本作で、第76回ヴェネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞)を受賞しています。

そんなモーゼスと、新しい世界に生きるミラは、限られた時間の中で、どんな選択をするのでしょうか?

例えすべてを失ったとしても、命を輝かせた瞬間は、永遠に色あせない。ミラの姿は、私たちにそんなことを教えてくれるはずです。

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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ

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