「完璧主義で疲れてきた…」適度に手を抜くにはどうすればいいの?
目指すレベルがいつも高くて、自分が疲れてしまうときってないですか?適度に手を抜くには、どうすればいいのでしょうか。
なんでも完璧にやらないと気が済まない、サボるなんてもってのほか! そんな完璧主義の人も、「疲れてしまったけど、手の抜き方がわからない…」と悩んでしまう場合もあるようです。
今回は、自分が完璧主義だと自覚している人に、適度に手を抜く考え方を聞いてきました。
①できない自分を許してあげる
「『これくらいできない自分なんてだめだ!』と思っていたときは、本当に苦しかったです。自分で自分を許せないから、周りのフォローもまったく耳に入ってこなくて。とにかくちゃんとやらなくちゃ、と思い込んでいました。
でも、ひとりでできることなんて限界があるから。仕事でミスも増えてきて、先輩に呼び出されたんです。そのとき、『全部自分でやらなくてもいいよ、みんなでやるから会社なんだよ』と言ってくれて…。
意固地になっていた気持ちが、その言葉でほぐれたんですよね。どうしても苦手な仕事があって、それも自分はできるようにならなきゃと思っていたけど…。
先輩の言葉で、誰かに頼ってもいいのかなと思えたんです。できないことを認めて、気持ちが楽になったんですよね」(20代・女性)
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②相手のできない理由を探す
「自分ができていることを、他の人ができないとイライラしてしまうんです。『これくらいどうしてできないの!?』と思ってしまうんですよね。
そのとき、セットで『じゃあ相手ができない理由はなんだろう?』と考えるようにしています。イライラしてしまうのは直らなくても、できない理由を探すことで、怒りに任せて相手を責めることは止められるので。
職場なら、そもそも相手は初めてやる仕事だったり、前回と仕事の進め方が変わっていたり、色々なできない理由があるんですよね。その理由を見つけて気持ちを落ち着かせたほうが、なんでできないのかと怒るより、自分も楽だと思います」(20代・女性)
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③自分のあたりまえを見直す
「まずは、自分が普通だと思っているレベルを、人に見てもらうのがいいんじゃないかと思います。アルバイト先で、私があたりまえだと思っていたやり方が、他の子からすると『めちゃくちゃ丁寧だね!』と言われるレベルだと知ったことがあって。
自分は普通だと思っているものが、人にとってはがんばりすぎの場合もあるんですよね。完璧主義の人って、『これくらいはやらなくちゃ』のレベルがすごく高いように思います。
無理しないと達成できないレベルだから、どんどん自分も苦しくなってしまうんですよね。人の意見も聞くことで、高すぎるハードルを越えようとしていることにも気がつけると思います」(20代・女性)
何事も高いレベルを求めることは素晴らしいですが、自分の心が疲弊してしまうのは避けたいですよね。
完璧を求めすぎない考え方は、自分を労わることにも繋がっているのかもしれませんよ。
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(文/fumumu編集部・nana)