『すずめの戸締り』椅子の脚が3本の“理由” 新海誠監督の想いが「心に刺さる」
劇中に登場する椅子は、脚が1本欠けた3本脚。その理由を新海誠監督が明かしました。
5日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)では、新海誠監督の最新映画『すずめの戸締り』を放送。
同番組の公式X(旧・ツイッター)が、劇中に登場する椅子が3本脚である“理由”についてを明かし、反響を呼んでいます。
■少女と少年の”戸締まりの旅”
2022年に公開された同作品は、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる”扉”を閉めていく17歳の少女・鈴芽(すずめ)の解放と成長を描く現代の冒険物語。
扉を閉めて鍵をかける“閉じ師”として旅を続けている青年・草太に出会った鈴芽ですが、2人の前に突如、謎の猫・ダイジンが現れ、草太は鈴芽が幼い頃に使っていた脚が1本欠けた小さな子供用の椅子に姿を変えられてしまいます。
逃げるダイジンを捕まえようと3本脚の椅子の姿で走り出した草太を慌てて追いかける鈴芽。不思議な扉と小さな猫に導かれ、九州、四国、関西、そして東京と、日本列島を巻き込んでいくすずめの”戸締まりの旅”が始まります。
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■「欠けたままの心であっても生きていけるんだ」
番組公式アカウントは、椅子が3本脚である理由について、震災の傷の象徴であり、お母さんが亡くなってしまったという鈴芽の心の傷の象徴であることを解説。
そして新海監督が「鈴芽自身もそうですが、欠けたままの心であっても生きていけるんだという映画にしたかった」と語っていたことを明かしました。
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■「深い」「心に刺さる」の声
この事実にネット上では「うわああ…深い…」「これホントに心に刺さる」「こんなに素敵な想いが込められてるんだと思ったらまた泣けてくる」といった反響が。
またほかには「逆に言うと、いつも笑っている人もいつも元気そうにしている人も、言わないだけで、何か心の内に欠けたものがありながら日々を生きているということ。それを忘れずにいたいと思わせてくれる作品」「なんとなく傷は治さなくてはいけないとか、穴は埋めなくてはいけないって思いがちだけど、無理に治す必要はないのかも」という声も投稿されています。
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