この時期に大活躍のカイロや湯たんぽですが、使いかたを間違えると危険な症状につながることもあるので注意が必要です。
■約2割「カイロや湯たんぽで低温やけど」
fumumu編集部が全国の10代〜60代の男女800名を対象に実施した調査では、全体で15.8%の人が「カイロや湯たんぽで低温やけどをしたことがある」と回答しています。
なお男女別に見ると、男性は15.8%、女性は15.7%という結果に。
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■腰に貼ったカイロがズボンで密着しすぎて…
編集部が話を聞いた40代の女性は、「寒い日に子供のサッカーの応援をしなければならず、長時間屋外にいるのでカイロをガッツリ貼っていてやけどしかけたことがあります」と回顧。
下着の上から何箇所も貼っていたそうですが、腰に貼っているカイロがズボンで密着しすぎたのか、気付いたらヒリヒリして慌てて剥がしたそう。帰宅して見てみるとカイロのカタチに肌が赤くなっていて、しばらくヒリつきが治まらなかったといいます。
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■損傷が深部に及ぶことも
低温やけどとは、44℃~50℃くらいのものに長時間触れ続けることで起こるやけどのこと。
高温でのやけどは皮膚の表面から熱傷になりますが、低温やけどの場合、表面上は軽い熱傷に見えても損傷が深部まで及んでいることがあります。熱いと感じたときには応急処置も間に合わないといったケースもあり、非常に危険。
低温火傷に気付いたら、普通のやけどと同様にすぐに流水で冷やすことが大切です。まずは、冷たすぎない程度の水で患部をじっくり冷やした後、必ず皮膚科を受診しましょう。パッと見では判断しにくい傷の深さに応じて、適切な治療を受けることが重要です。
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■低温火傷を防ぐための3つのポイント
「桐灰カイロ」などを販売している小林製薬は、低温火傷を防ぐために「カイロの当たっている場所を圧迫しない」、「1・2時間に1度、肌の状態を確認する」、「熱いと感じた時は、すぐに移動させる事」の3点を挙げています。
カイロから皮膚に伝わった熱は血流にのって運ばれるため、カイロの当たっている部分が圧迫され血流が妨げられると、そこだけ温度が上がってしまい火傷を引き起こしやすくなるそう。また、就寝時や運動時、他の暖房器具との併用は、設定している以上に温度上がり、火傷の原因になるため、使用を控えるよう呼びかけています。
節電になったり、外出先で暖められたりと便利な湯たんぽやカイロ。安全に暖かくすごせるよう、もう一度日頃の使用方法を確認しておきたいですね。
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(文/fumumu編集部・蒼羽 結)