宮根誠司、松本人志報道の事務所見解に疑問 「今回のコメントはかなり…」
松本人志さんが『週刊文春』に性加害疑惑を報じられた問題。吉本興業が一転、「真摯に対応すべき問題と認識しております」と発表。
24日放送の『情報ライブミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)で、ダウンタウン・松本人志さんが性加害疑惑を報じられた問題について報道。
同日に吉本興業側が公式サイトで「真摯に対応すべき問題」とのべたことにも触れ、司会の宮根誠司さんは「見解が変わった」点についても言及しています。
■吉本興業「真摯に対応すべき問題」
松本さんの性的行為強要疑惑を受けて、所属事務所の吉本興業が当初の『週刊文春』(文藝春秋)への対応を釈明するとともに、今後の方針を発表しました。
昨年12月27日発売の『週刊文春』に、「松本人志と恐怖の一夜『俺の子ども産めや!』」と題した記事が掲載された時点では、「当該事実は一切なく、本件記事は本件タレントの社会的評価を著しく低下させ、その名誉を毀損するものです」と強気な姿勢を見せていた同事務所。
24日には一転、ガバナンス委員会を開催したことを公表し、「当社としては真摯に対応すべき問題と認識しております」「外部弁護士を交えて当事者を含む関係者に聞き取り調査を行い、事実確認を進めているところです」と公言しています。
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■「当該事実は一切なく」で誤解を招く?
同社はガバナンス委員会の中で、「当初の『当該事実は一切なく』という会社コメントが世間の誤解を招き何を指しているのか不明確で混乱を招いたように思う」と指摘されたとのこと。
当初のコメントを出した際には「時間がない中での対応」だったとのことですが、「今後慎重に対応すべきである」などの意見が出たもようです。
なお松本さん自身は発行元の文藝春秋などを提訴しており、ガバナンス委員会では「所属タレントが提訴した訴訟の経過も注視しつつ事実確認をしっかり行った上で何らかの形で会社としての説明責任を果たす必要がある」という声もあがったそうです。
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■専門家は「少し勇み足だったのでは」
司会の宮根さんは、報道が出た直後のコメントを紹介しつつ「吉本興業側にも様々な意見が届いたと思うのですが、文春が報じた直後のコメントと今回のコメントはかなり違ってると思うんですが」と疑問も。
企業の危機管理の専門家である大学准教授は、「まず当初のコメント自体が少し勇み足だったのではないかと思います」「当該事実が一切ないと迅速に発表されているわけですけど、これは本当にどこまで確認したのか…後でいろんな続報が出てくる中で『当該事実が一切ない』とは言い切れなくなってしまったということかなと思っております」と分析しています。
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■宮根「ガラッと変わったと思います」
宮根さんは、「当初の『当該事実が一切なく』という部分が誤解を生んだというふうに吉本興業側も言っている。今回は被害女性とされるという方、精神的苦痛を被ったという旨の記事に接して『真摯に対応すべき問題』とガラッと変わったと思います」と指摘。
コメンテーターの弁護士も「そもそも集まったことがあるのかということも含めて、最初の段階で、おそらく松本さんにヒアリングはたいしてしていないと思います」と考察し、検証した上で発表する必要があったと指摘しています。
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(文/fumumu編集部・星子)