「すべては結婚するため…」 彼の好みに合わせる日々にストレス募り、爆発5秒前
マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。
リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。
逆プロポーズしてから良い感じかと思えば、上手く進んではいませんでした。いっぽうで友人は逆プロポーズ成功、その友人とは仲違いに。焦りと不安で失う友情。それでも、早く結婚したいと家事などがんばるのですが…。
■必死の胃袋掴み
あまり追い込むと崩壊に進むのみだと思い、今まで以上に彼に合わせることを目標としていました。私たちはほぼ外食デートはなく、夕飯はなるべく作ったものを食べます。料理は高評価をもらってはいたものの、やっぱりめんどくさい。1人だと食べたいものを自由に作れるのに、聞かないといけません。
さらに、えびおくんは健康にこだわりを強くもっています。「体に良いサッパリしたものが今日は食べたいなぁ」とリクエストされると、命令のように聞こえてゾワっとし、なんで私が料理しなきゃいけないんだろうと思っていました。普通は、彼のためだもん♡ 健康に良いものを作るからがんばって働いてね♡ そう思うものなのでしょうか。この時の私はそんな可愛いこと思えませんでしたし、やったところで本当に入籍まで進むんだろうかと疑ってもいました。
それでも、やりました。「豚肉とズッキーニとミョウガのポン酢炒め」なんて最高の出来でした。これも「本当は豚肉ではなく鶏肉のほうが体に良いよ、エビデンスとれてるから」と言われているため、豚肉でもいいか最初に確認してから作っていました。はぁ。めんどくさい…。たまにゾワゾワどころか発狂したくなるときもあります。しかし、えびおくんのことは大好き。見た目も好き。結婚したい。まぁ、料理のレパートリーが増えたからいいかと、自分をごまかしていました。
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■白黒人間
洋服も、ついに彼の好みに合わせました。えびおくんは”ナチュラル女子”が好みのようで、私がもともと着ていた柄物の古着ファッションなどに対しては、何か言ってくるわけではないですが苦手そうな顔をします。ここも合わせて、もっと自分のことを好きにさせないといけない…そう思っていました。
”ナチュラル女子”の研究は面倒くさいため、えびおくんと会っているときは、白と黒しか着なくなりました。メイクも控えめでほぼすっぴん。どうしてここまで極端にしてしまうのか。もっと上手くモノトーンコーデなどオシャレを研究すればいいのですが、そんな技を楽しく調べることもできませんでした。
「真っ白がすごく似合うね」と言ってくるえびおくん。また例のゾワゾワが発症します。素直に喜べたらいいのですが、なんだろう…自分の好みになり、嬉しそうな彼を見てもあまり嬉しくありませんでした。ありのままの私を受け入れてくれないの? そんなふうに思っていました。彼の好みに合わせようと決めたのは私なのですが。
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■相変わらず来ないLINE
このように、もっとラブラブになり結婚に進ませようとはしていましたが、やっぱり気になるのが「連絡の頻度」。付き合ってからどんどん激務になっていったえびおくん。相変わらずLINEは来ません。私は毎日とは言わなくてもやはりマメに送ってくれるほうがいいですし、いちいちLINEが来ないかなぁと気にしたくありません、今までの彼氏とそういうのを気にしたこともありませんでした。それなのに、気になりすぎる…。
ひとつ、気づいたことがありました。そういえば、次にいつ会うかという提案、いつも私からしているぞ…。えびおくん発信で決めてくれたこと1度もありませんでした。「会いたい」と言われたことがないのです。こういうのは気になると止まらなくなります。すぐ、スマホで検索病。「会いたいと言わない彼 理由」「なぜ男は会いたいと言わないのか」など調べまくり。
すると、目に入ってしまうのはネガティブな記事ばかり。「そこまで会いたいと思わない存在だから」とか「正直、あなたに会っても癒されていないから」など、検索しては落ち込む状態。そして、ついに私は、やめていたアレに手を出してしまいました。
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