逆プロポーズに成功した友人と“友情崩壊” 彼の手には相変わらず“自己啓発本”

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。

婚活ダイアリー アイキャチ

リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。

マッチングアプリで出来た結婚前提の彼氏にそろそろ動いてほしいため逆プロポーズを決行。失敗に終わったと思いきや、突然えびおくんから2人で住むための「物件探し」の提案

幸せすぎる展開なのに、いざ「結婚」が現実的になると、よくわからないブレーキがかかる私。そんななか、友人は逆プロポーズで成功。なぜ…。婚活仲間との友情にも亀裂が走ります…。

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■友人の逆プロポーズは成功

ずっと恋愛の現状を報告しあっていた友人がいました。その友人は、私と同い年で同じくマッチングアプリで彼氏が出来ていました。逆プロポーズを決行した私の話を聞いて「まほちゃん、尊敬するわぁ〜、どうしたらその勇気が出るのか教えてほしいよ」と言われたので、私は得意げになって再現し、2人の空気がいい感じになったときに言ったほうがいいよ、街灯使って顔がライトアップされたときに、など指導。やっぱり逆プロポーズって流行ってる、需要あるじゃん♪ と思っていました。

友人は、本当に逆プロポーズを決行し、なんと見事に成功させてたのです。失敗すると思っていたわけではありませんが、意外でした。「入籍は私の誕生日にすることになった」と、特に興奮する様子はなく、普通に伝えてくる友人。にゅ、入籍…。どうやって切り出したのか聞くと、夕飯を作って一緒に食べて「お嫁さんにして」と言った、とのこと。なんか、スムーズ。私みたいにごちゃごちゃしていない。



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■”諦めた”友人

それに…と友人は続けました。「恋愛の教室で言われたのは”彼があなたに好き好きと夢中になっているタイミングがベスト”って言われたから」というのです。まず、恋愛の教室ってなに? そんなものが世には出回っているのか? そして、彼があなたに夢中になっているタイミング、に、頭を撃たれました。しまった…夢中になっているどころか、別れ話まで何度かチラついていた状態のときにやってしまった…。

ただ、幸せ絶頂の友人なのかと思いきや、そうでもない様子の友人は「私は諦めたから」と言います。どうやら元々はハイスペックマッチングアプリに在籍しているような億単位の年収で、ライバル女性も多数いる、しかも少し年上のイケメンに恋をしていたのだとか。

その人にアタックし続け、結果、本命になれず泣く泣く諦め、傷ついた心で恋愛の教室に通ってマッチングアプリに登録。そこで出会った年下のバツイチ男性…それが今の彼だと言うのです。私は、非常にモヤモヤしました。それは、本当には好きではないってこと? 諦めた恋のあとの、まぁこの人でいいやみたいな感覚がやっぱり結婚なの? 今の彼に失礼じゃない? と、自分が上手くいっていないというのもあって、すごく腑に落ちませんでした。



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■友情崩壊

思っていることを言うと言い合いになると思ったので、自分の話をしました。今、物件を探しているんだと。実際に、これはえびおくんがおこしてくれた行動です。とても嬉しかった出来事なのです。ですが友人は「なにそれ?」「物件って…そんなの最後でよくない? まず、入籍でしょ、結婚するんなら今、その足で区役所行けよって思う」私のキュンキュンした想いに冷水をぶっかけられた気分になりました。続けて「恋愛の教室でも言ってたけど、男性はやっぱり婚姻届書くまで気持ちは定まっていないらしいよ」と。

私は、だんだんと怒りが湧いてきました。別に物件からでもいいじゃん! どうせぼったくりの怪しい教室のくせに! 大きなお世話なんだけど! この友人は前もえびおくんのことを「モラハラじゃないか?」と言った、もしかして、私を潰そうとしている悪?

そう思ってしまった私は、話を終えて電話を切り、もうこの友人には連絡するのをやめてしまいました。なんだか上手くいかない。恋も友情も。婚活は友人も奪うのか? 他人の幸せは微笑ましい気持ちにもなりますし、心から祝福したい。ですが、この時の私は焦りが同時に生まれてしまっていたのかもしれません。

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