人生の後悔は減らせる？　「後悔しない生きかた」を実践するヒント

「自分を客観視する癖をつけると、行動してからの後悔を減らせる気がします。たとえば職場で上司の発言にイラッとしたときに、衝動的に冷たい言葉をぶつけてしまうと、私の場合は冷静になってから後悔するんですよね。

上司にイライラしている自分の姿を、周りに見られちゃったなーって。そういうときに、上司の言葉や自分の腹を立てている姿を客観視すると、怒りがスーッと和らぐんです。

『上司も忙しくて余裕がないんだろうな』『怒っている顔を後輩に見られるのは恥ずかしいかも』と意識することができたら、そこからは落ち着いて物事に対処できます」（30代・女性）

「好きでいられる自分の姿を想像して、なるべくその自分に近づけるように行動しています。完璧には無理だけど…。でも、意識する前と比べたら、自分の行動を悔やむことが減ったかも。

電車でお年寄りに席を譲るときとか、前は気まずくてスルーすることもあったんです。そこで『席を譲る自分と、譲らない自分、どっちが好きでいられるかな？』と考えると、不思議と行動する勇気が持てるんですよね。

後悔の量って、結局は日々の行動による結果じゃないですか。毎日少しずつでいいから自分の理想を形にすることで、人生の後悔を減らせるんじゃないでしょうか」（20代・女性）

「同じ結果になっても、後悔する人としない人がいますよね。後悔が少ない人は、物事の結果に対して過度に期待していない気がします。

『まぁいいか』と、ポジティブに諦めることがうまいというか。いつでも完璧な結果を得ることは難しいから、自分にとって完璧じゃない状態でも、それを許す心の余裕が必要なんじゃないでしょうか。

100%じゃなくても、70%や60%の結果を許容できるようになったほうが、生きるうえでの後悔は少ないと思います」（20代・女性）