谷原章介、『24時間テレビ』の募金着服に呆れ 「飲食とかギャンブルとか…」
日本テレビの関連会社である日本海テレビの社員が、『24時間テレビ』のチャリティー募金を着服していたことが発覚。
29日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、『24時間テレビ』(日本テレビ系)のチャリティー募金を日テレ系地方局の元幹部が着服した問題を報道。
人々の善意で集まったお金を私的な欲のために使い込んだ行為に、司会の谷原章介さんは唖然とした表情で苦言を呈しました。
■経営戦略局長が寄付金などを着服
28日、鳥取県に本社を置く日本テレビ系列の日本海テレビが会見を開き、経営戦略局長だった幹部社員が、『24時間テレビ』に寄せられた寄付金などを着服していたことを明らかにしました。
日本海テレビ側は謝罪会見で、当該の社員を27日付けで懲戒解雇処分として、28日に鳥取警察署に被害届を出したことも報告。
経理などを担当していた53歳の幹部社員は、売上金など計1,118万円余りを着服しており、このうち計264万6,020円がチャリティー番組『24時間テレビ』に寄せられた寄付金でした。
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■不正が発覚したきっかけは税務調査
2010年から始まったという着服は、コロナ禍で寄付金が少なかったという去年と一昨年を除いて、毎年50万円から20万円近くにのぼっています。
今回不正が発覚したきっかけは、税務調査の連絡。会見によると、着服した人物が直々に「自分の社内のお金を着服した件について、その税務調査で発覚するのが怖くなって自ら会社のほうに申告してきた」とのことです。
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■部下の不祥事を受けて会長が辞任
さらに会見では、「弊社といたしましては、飲み歩くお金、スロットに使うお金に、こうした『着服したお金』を回していたのであろうと言うふうに見ている次第でございます」という言葉も。
善意の募金が個人の飲食代やギャンブルに使われた可能性が高く、部下の不祥事を受けて日本海テレビの会長は辞任、社長は給与の3ヵ月分を返上することになりました。さらに日本海テレビ側は「被害者は寄付を寄せた人だ」として、刑事告訴の視野にいれているもようです。
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■谷原も「許しちゃいけない」
谷原さんは「人の思いのこもったお金で飲食とかギャンブルとか、本当にこれは許しちゃいけないと思います」と、強い口調で断罪。
同時に、テレビ局が度々チャリティーを行なっていることを例に上げ、「テレビ局全体の信用に関わる問題だと思います」「これから現金を持ってくるというとどうしても記録が残りづらいので、振込であったりとは、分かりやすい形でチャリティを呼びかける必要があるかもしれませんね」と考察しました。
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(文/fumumu編集部・星子)