新幹線で劇薬が流出し怪我人も… 谷原章介「新幹線内に持ち込める現状」を懸念

東北新幹線の車両内で「薬品のようなものが漏れた」と通報が。漏れた硫酸と思われる劇薬で滑った子供が火傷を負う。

谷原章介

10日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、9日に東北新幹線の車両内で試薬の硫酸が漏れるトラブルが発生したことを報道。

子供が火傷をするなど6人が搬送されたことを伝え、司会の谷原章介さんは劇薬の運搬方法について懸念を示しました。


■通路に漏れた液体は硫酸か

9日正午頃、東北新幹線の車両内で「薬品のようなものが漏れた」と通報があり、仙台駅に約32台の緊急車両が駆けつけたと報じられています。

番組によると、6号車に座っていた男性が、他の乗客から「鞄から薬品が漏れている」と指摘されて降車デッキに鞄を持って移動。

通路に漏れた液体が垂れ、滑って転んだ子供と両親、持ち主の男性も火傷をしたそうです。さらに、トイレから出てきた男性が「試薬の薬品が爆発しましたすみませんでした」「危なくないです酸です」「試薬の硫酸が爆発しました」とのべ、車内がざわついたもようです。


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■中で漏れたものを洗おうとした?

番組側が取材した乗客は、「トイレの前から煙が上がってい臭いもちょっとしたんですけど」と証言しており、実際に白い煙のようなものが見受けられる映像も。

警察によると鞄の持ち主は、東京都内の地質調査会社に勤める男性(40代)で、「仕事で薬品を運んでいた」と話しているようです。

法医学の専門家は、「ほぼ硫酸で間違いないと思います。あくまでも憶測ですけれども、中で漏れたものを洗おうとしたとか、水と反応させてしまったがゆえに煙が出て爆発したのではないか」と推察しています。


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■業務上過失致傷も視野に捜査

硫酸は肌に直接触れなくとも、煙を大量に吸い込むことで吐き気など体調不良に陥ることも。男性が故意に薬品を撒いたわけではないとみられますが、警察は運搬送方法が適切だったかなど、業務上過失致傷も視野に入れて捜査しています。

谷原さんは、「危険な薬品を新幹線内に持ち込める現状、怖いですね」と不安を表明。弁護士は、「業務上過失致傷ということでれっきとした重い犯罪に該当する場合もありますし、あとは怪我をした人とかのJRに対しての損害賠償義務というのも発生する可能性もあるので…」という見解を示し、注意喚起しています。


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■谷原「怪我の状況も心配」

番組によると、業務上過失致傷に該当する場合は「5年 以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金」、鉄道営業方違反の場合は「2万以下の罰金または科料」が課せられるそうです。

谷原さんは、怪我をした家族を気遣い「お子さんの怪我の状況も心配ですし、一日も早い回復を願っています」とコメントしています。

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(文/fumumu編集部・星子

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