谷原章介、“子供の留守番禁止”条例撤回で提案 「改めて絞り込んで…」

埼玉県の自民党県議団は、子供だけでの留守番や登下校を“虐待”と定義する「虐待禁止条例の改正案」を取り下げたことを発表。

谷原章介

11日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、埼玉県が子供だけで留守番をさせることを“虐待”と定義する「虐待禁止条例の改正案」を取り下げたことを報道。

先週水曜日に提出され批判が殺到したという改正案に対し、司会の谷原章介さんは「子供のためを思って始まった改正案だと思う」としながらも違和感を感じていたことを告白しました。



■低学年の子供だけで登下校もダメ?

10日、埼玉県の自民党県議団は、先週水曜日に提出した「虐待禁止条例の改正案」を取り下げることを発表しました。

今回の条例では、「小学3年生以下の児童を自宅や車などに残したまま親などが外出すること(5年生、6年生は努力義務)」「公園で子供だけで遊ばせる」「小学3年生以下だけで登下校」などが放置と定義されており、子育て世代からは「働けなくなってくる」といった反対の声も。

SNS上にも反対意見が溢れ、県に直接寄せられた反対意見は1,005件で、賛成は2件のみでした。



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■谷原も「違和感がある」とコメント

さいたま市PTA協議会も同案に反対する署名活動を展開しており、「おおよそ、ですけれども10万ほどの署名が集まっています」と発表。

自民党県議団は「案の内容等に関しましては、私は瑕疵はなかったと感じております」としながらも、「説明が不十分であり、その不十分さが広く伝わったことによって、国民や県民の皆さま方にご心配や不安が広がった」と判断し、取り下げを決定。

谷原さんは、置き去りで亡くなった事案などにも触れつつ、「元々は子供のためを思って始まった改正案だとは思うんですけれども、県議の方がおっしゃっていた『瑕疵はなかった』と言いますけれども、今回の虐待にあたる項目を見ていた時に『これが虐待に当たるのか』という違和感があると同時に、これをすべて守って虐待にあたらずに育てられる家庭ってどれくらいあるんだろうな? と正直思ったりもしましたね」と発言をしています。



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■パックン「産みづらい国になってしまう」

パックンことパトリック・ハーランさんは、日本の治安の良さやシッターを手軽に手配できない現状を鑑みて「こんなに治安がいい日本が、(留守番を)虐待と言い切る条例が必要かといったらまったくいらない。逆に親に失礼だと思うんです」とバッサリ。

自身も母子家庭で育って鍵っ子だったと話し、「そういう行為が虐待だと言われてしまえば、ますます子を育てづらい、産みづらい国になってしまうから、撤回して当たり前ですよ」と持論をのべています。



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■改めて「絞り込んだ」案に期待

谷原さんも、「今って、本当に、国をあげて少子化対策をやっていこうとしているわけじゃないですか、こういった改正案がでてくるとこれから子供を持とうとしている人がちょっと躊躇すると思いませんか」と問題提起。

さらに「今回の全項目がダメなわけではなくて、車の中に置き去りはやめてくださいとか、『これはしてほしい』というのはあったりもすると思うんで」「改めて絞り込んで『ここだけはしなければいけない』というところを見極めた上で改正をするならばしてほしいと思います」と提言しています。


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(文/fumumu編集部・星子

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