トニー賞主演男優賞最年少受賞のベン・プラット その実力は『ディア・エヴァン・ハンセン』で堪能
アンダー40俳優「イケメン」のススメ:ベン・プラット。向き合うジェンダーアイデンティティ。
年を重ねるごとに、ますますかっこよくなるイケてるおじさま「イケオジ」になるのが確実の、イケメン俳優出演のおすすめ作をご紹介する本企画。
今回は、『シアター・キャンプ』の公開を記念して、同作で、演技指導の先生、エイモスを演じているベン・プラットです!
■経営危機の演劇学校の未来は?
10月6日公開の『シアター・キャンプ』は、舞台となる演劇学校が、経営存続のため、たった3週間で新作ミュージカルを発表するまでの奮闘ぶりを描くヒューマンドラマ。
サンダンス映画祭でUSドラマ部門アンサンブル賞を受賞した、まさに個性派俳優たちの調和が見事です。
関連記事:『ディア・エヴァン・ハンセン』が伝える、嘘と真実の向き合い方とは
■最年少主演男優賞受賞の実力
その中で、演技指導をする教師、エイモスに扮しているのが、1993年9月24日、アメリカ生まれのベン・プラット。2017年の第71回トニー賞では、当時23歳で主演男優賞最年少受賞したプラットには、まさにぴったり! 父親が映画・演劇プロデューサーだったためか、子どものころから舞台に立っていたそう。
私生活ではゲイを公言しており、恋人のノア・ガルビンとの婚約も発表しています。
関連記事:クリス・プラット『ウォンテッド』(2008年):「イケオジ」作品のススメ
■自分と向き合うと生まれるもの
実はプラットとカルビンの共通点は、ブロードウェイ版ミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン』で、タイトルロールのエヴァン役を務めたこと。同じキャラクターを演じた2人が恋に落ちるなんて、なんともロマンティック! 同じ台詞、同じ感情をなぞった俳優同士だからこそ、わかりあえる部分も大きかったのかもしれません。
本作は、2021年に映画化され、そちらでもエヴァン役をプラットが続投。社交不安障害を持つ高校生エヴァンが、自分と向き合う姿を歌で表現するシーンは圧巻。プライベートでは自身のジェンダーアイデンティティと向き合ってきたプラットだからこそ、その説得力があるのでしょう。
・合わせて読みたい→クリス・プラット『ウォンテッド』(2008年):「イケオジ」作品のススメ
(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)