20年ぶりにオリジナルメンバーが再集結したバンド・くるりに学ぶ「仕事」の極意
1998年デビューのバンド、くるりのアルバム制作を追うドキュメンタリー『くるりのえいが』が10月13日公開。
「好き」を「仕事」にする。
これは働くすべての人にとって、ある意味永遠のテーマかもしれません。
10月13日公開のドキュメンタリー『くるりのえいが』では、1996年、立命館大学の音楽サークル「ロック・コミューン」に所属していた岸田繁さん、佐藤征史さん、森信行さんにより結成されたバンド・くるりが20年ぶりに集まり、アルバム制作をする姿に密着。
「好き」の延長ではじめたバンドの現在の姿から、「仕事」とは何かについて考えてみましょう。
■エモいくるりの原点
1998年に『東京』でメジャーデビューしたくるり。歌詞とメロディのエモさは、令和となったいまでも色あせません。
10月13日公開の『くるりのえいが』では、岸田繁さん、佐藤征史さん、森信行さんというオリジナルメンバーが20年ぶりに集まり、いっしょに音を奏でる姿などが映し出され、往年のファン垂涎の作品として仕上がっています。
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■遊びの延長から生まれる仕事
本作でも、「僕らは仕事をしたい、プロになりたいと思ってくるりを組んだわけじゃなかった」とメンバーが語っているように、くるりはもともと、大学の音楽サークルに集まったメンバーで、いわば趣味が同じ仲間たち。それはまるで「夏休みに冒険してるみたいな」、遊びの延長だったそう。
ですが、実はそれが一番大事で、くるりの音楽は、「この3人だから書けているタイプの音楽」だと胸を張ります。
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■「好き」を「仕事」にするならば
実際、劇中で一番多く流れるのは、彼らのセッションシーン。音を使って遊んでいる大人の姿が、そこにはあります。そうして出来上がった歌は、あいかわらずエモく、時代を超えて胸に響くことを教えてくれます。
もしかすると、夢中で遊んでいると、いつの間にかそれが「仕事」になるのかもしれません。「好き」と「仕事」をきっちり分けて考えているうちは、それが結びつくことはない可能性もありますが、実は「好き」の延長に「仕事」があって、本当は私たちが思っているより、ずっと簡単なのでしょう。
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『くるりのえいが』
10/13(金)より全国劇場3週間限定公開&デジタル配信開始
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)