他人の子供を無闇に叱らないほうがいい理由 「マツコの指摘」に約7割が共感

一昔前とは違い、他人の子供を注意することをためらってしまうような場面も少なくないよう……。

ゲームをする子供

外出先などで、他人の子供に対して「これは注意したほうが良いのかな…?」と判断に迷うような場面に出くわしたことはありませんか?

以前タレントのマツコ・デラックスさんが、そのような場合の対処法について言及し、話題になったことが。



■マツコ「いま怖いよ?」

話題になったのは、今年5月放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)での一幕。

「他人の子供を注意する・叱る」ことについてスタジオで議論をした際、マツコさんは「後ろから、ヤカラみたいな親が『テメエ!』って急に出てきたらどうすんのよ」と慎重になるべきだと切り出します。

「私もうね、子供の裏にはヤカラがいると思ってる。だからもう怖くて見てみぬフリする。そう思ってないと、いま怖いよ?」「後ろに何が待ってるか分からない」と話していました。



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■子供のゲーム音を注意しようとしたら…

この話題について、放送中に女性視聴者からメールが届き、新幹線で移動中に「後ろに座っていた子供がかなりの音量でゲームをやり始め、うるさかった」ため、注意しようと様子を見てみたそう。

すると、「お父さんは日焼けした肌に金色のブレスレットで見るからに“ヤカラ”。お母さんは、座席の上で体育座りをしてイヤホンしながら、スマホで我関せずという状態」だったため、子供のゲーム音を注意するのをやめたといいます。

このエピソードに、マツコさんは改めて「(他人の子供を安易に注意するのは)やめたほうがいい」と話していました。



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■およそ7割が「注意できない」

そこで、fumumu編集部が全国の10代~60代の男女1,000名を対象に「他人の子供を注意できるか」意識調査を行なったところ、全体で70.8%が「注意できないほうだ」と回答。

他人の子供を注意できるか調査

一方で「他人の子供も注意できるほうだ」と答えた人は29.2%でした。



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■危険なことをはしっかり注意する

この問題について、子育て中の30代男性は、「子供が保育園や小学校低学年の頃は、公園で一緒に遊ぶことも多かったので、子供の同級生が遊具で危険な遊びをしていたら注意していました」とコメント。

「現在は子供も大きくなり、一緒に遊ぶことがないので注意するタイミングがないですが、声をかけることに抵抗はとくにないです」と、子供たちを危険から守らなくてはならない場面では、躊躇せず声をかけているといいます。


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■謝罪に来た親を見てヒヤリ

一方で、小学生の子供を持つ30代女性は、子供同士が学校でトラブルを起こした際の出来事を回顧。

「同級生の子たちが揉み合ってうちの子がケガをしてしまい、後日児童と親が学校に呼ばれたんです。そこに来られた親御さんの一人が“ヤカラ風”で…」。

「もし逆の立場だったらと思うとゾッとしました。無闇に子供を注意することはもちろん、子供同士のケンカにも過敏になった時期がありました」と話していました。

子供を危険から守る場面では注意を促しつつも、黙ってやり過ごしたほうが結果的に良い場面も、少なくないのかもしれません。


■執筆者プロフィール

衣笠あい:神奈川県出身。ニュースサイト『Sirabee』編集部のサブデスクを経て、2022年7月よりfumumu副編集長に。不器用でズボラな自分の生活を支えてくれる、簡単でおいしいレシピや、便利グッズの情報にも常にアンテナを張っています。

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(文/fumumu編集部・衣笠 あい
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年9月19日~2023年9月22日 調査対象:全国10代~60代の男女1,000名

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