機内で授乳を拒否された母親が航空会社を非難 「正しい」「私なら…」と賛否両論

客室乗務員からの忠告を一旦は受け入れた母親、その後アプリで問い合わせすると…。

機内 赤ちゃん

機内で我が子をあやすために取った行動を指摘され…ある母親の体験を『Dailymail』など、海外メディアが報じました。



■離陸時の授乳を客室乗務員に止められる

今年7月、2児の母親であるチェルシー・ウィリアムズさんは、家族とともにスペインでバカンスを過ごすために、イギリスの航空会社「TUIエアウェイズ」の飛行機を利用。

生後6週間の赤ちゃんがいたチェルシーさんは、離陸時に耳の痛みが和らぐよう母乳を与えていたそうですが、その様子を見た客室乗務員から「許可しておりません」と授乳を止められる事態に。

忠告を受けたチェルシーさんは、とっさに授乳を止めるも、その間、赤ちゃんの泣き声はひどくなる一方。その結果、乗客全員から視線を浴びる事態になったといいます。

当時について「みんなの注目がわたしに集まっていたので、恥ずかしかった」と振り返るチェルシーさん。「シートベルトの着用ランプが消えるまで待って、消えたら授乳をはじめた」ことでその場をしのいだそう。



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■「ほかのお客様に不快な思いをさせるため」

その後、夫のトーマスさんが、帰国予定日の前日、同社のアプリを使って「離着陸の授乳の件」について問い合わせを行なうことに。

すると同社からきた返答は「規則では定められていませんが、“ほかのお客様に不快な思いをさせるため”、機内での授乳は避けるようご協力お願いいたします」というもの。

乳児がいる旅行ということで、事前に色々と調べていた夫婦は「離着陸の授乳」が必須と考えていたため「どうしていいかわからなかった」と返信に途方に暮れ、帰りの便ではミルクを与えていたといいます。

また機内にて忠告を受けた際は「こちら側が見逃していた規則があったのかも」と受け入れていたチェルシーさんですが、同社の返答に憤慨。



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■ほかの航空会社では問題なく授乳OKだった

対応に不信感をあらわにし「今後、方針を改めない限り、TUIを利用することはありません」「母乳育児を行なう母親と乳児への対応を改めてください」と怒りをあらわにします。

夫婦は以前にも、ほかの航空会社を利用し乳児を連れて旅行に行ったことがあり、その際は問題なく機内にて授乳ができたそう。

チェルシーさんは同社からの返答をスクリーンショットでシェアし「完全な差別」と非難。同社は謝罪の声明文を発表し、社内調査の実施、従業員の指導を徹底する旨の見解を示しました。

今回の報道に、ユーザーからは「何世紀の話? 不快なら見なきゃいい」「授乳がだめなら目立たないようにすればいいのでは」「生後6週間でバカンスに行くの?」「授乳は必要なことだし、彼女は正しいよ」「私ならその月齢の赤ちゃんを飛行機に乗せない」など、様々な意見が寄せられています。

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(文/fumumu編集部・黒木 ゆず

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