新作では麻薬売人役で新鮮! ジョン・ボイエガのリアルな表情を堪能するならこの作品:『デトロイト』
アンダー40俳優「イケメン」のススメ:ジョン・ボイエガ。人の道に沿う。
年を重ねるごとに、ますますかっこよくなるイケてるおじさま「イケオジ」になるのが確実の、イケメン俳優出演のおすすめ作をご紹介する本企画。
今回は、『ゼイ・クローン・タイローン 俺たちクローン?』の公開を記念して、同作で主人公の麻薬売人、フォンテーヌに扮しているジョン・ボイエガです!
■悪者から正義の味方に
ジョン・ボイエガといえば、大人気SF映画『スター・ウォーズ』シリーズのフィン役で一躍その名を馳せました。
同シリーズは、闇が支配する銀河帝国軍と、希望の光を持ち続ける反乱同盟軍の一連の戦いを描く名作。ボイエガ扮するフィンは、元は帝国軍の兵士ですが、脱走して、反乱軍に手を貸したという設定。悪者から正義の味方に寝返った的なキャラクターのため、そのふり幅の大きさから人気があるのもうなずけます。
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■新鮮な麻薬売人役
1992年3月17日、イングランドで、ペンテコステ教会伝道師の息子として生まれたボイエガは、その出生からか、例え過ちを犯したとしても、最後は神というか「人の道」に戻って来るようなキャラクターが似合います。
ですが、現在公開中の『ゼイ・クローン・タイローン 俺たちクローン?』では、タイトルにあるように、クローンになってしまったかもしれない麻薬売人役を演じており、なかなか行儀の悪いボイエガを観られるのは新鮮だといえるでしょう。
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■人は「人の道」を行けるのか
そういう意味で、ボイエガがリアルに「人の道」に沿うキャラクターを演じている『デトロイト』(2017年)が一番のおすすめ作です。
本作は、1967年7月23日に、アメリカミシガン州、デトロイト暴動の最中に起きたアルジェ・モーテル事件を、女性初のアカデミー賞監督賞に輝いたキャスリン・ビグロー監督がリアルに再現。暴動鎮圧のため出動した白人警察官が、民間人の黒人男性を暴行、殺害したとされています。
その中でボイエガは、実在の警備員メルヴィン・ディスミュークスを好演。ディスミュークスは、事件の目撃者になるのですが、はたしてその行動は「人の道」にどうつながるのか、見届けたい重厚な作品です。
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)