新しい土地で仕事が決まった場合、ほとんどの人は徒歩や電車で通勤可能な範囲内に引っ越すことを考えるでしょう。
しかし、近日アメリカで週に1127キロの大移動をしながらインターン生活をしていると明かした一人の女性が注目され、大きな話題となりました。
■10週間のインターンが決まった!
現地メディアの報道によると、週に1000キロ以上の移動をしているのは現在アメリカ・サウスカロライナ州在住の女性・ソフィア(Sophia Celentano)さん。現在21歳で大学生の彼女は、遠く離れたニュージャージー州の銀行のインターンとして働くことが決まっていました。
ソフィアさんが約3か月の間インターンを務める銀行は、彼女に「週に1回の出社、あとの4日は在宅でOK」という働き方を提示。新型コロナウイルスが世間を騒がせて以降すっかり定番となったリモートワークですが、その波はインターンの業務にも波及していたようです。
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■移動した方が「安い」
リモートワークとは言え、週1回の出社は現在住んでいる家から遠く離れた土地に行かなければならないとなれば、期間限定であれど「とりあえず現地に引っ越そう!」と思う方が多いはず。しかしソフィアさんは違いました。
彼女は引っ越し費用や生活費を全て計算したのち「今住んでいる家から週に1回ニュージャージーに通ったほうが安くつく!」という答えを導きだしたのです。
ソフィアさんは自身のSNSで「飛行機のチケット代が往復100ドル、出社した際に使用するレンタカーが100ドル、その日の食費が25ドルと考えると、1回の出費は225ドル。これを10週間(週1の出社だとすれば10回)行うと2250ドルでしょ。でも現地で家を借りて、生活をすると考えたら10週間での出費は約4250ドルだったの」と公言。続いて「全然違うでしょ!2000ドルも節約できるなら、週に1回今の家から飛行機で通うことにしたの」と明かしています。
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■過酷すぎる通勤。流石に体力の限界が…?
しかし、一言「節約」と言っても週に1回1000キロを超える移動をすることは容易ではありません。ソフィアさんはこの生活を「体力と忍耐力がいる」表しながら、出社日は午前3時に起床して空港へ行かなければ間に合わないこと、退社してすぐに飛行機に乗れるわけではなく、便によっては数時間の待機が必要であると告白。「その日は結構疲れちゃう」と話しています。
コメント欄には「週に1回飛行機で出社してるの!? 信じられない」「もっと近いところのインターシップじゃダメだったの?」「午前3時に起きて出社しなきゃいけないなんて…いくらもらっても無理…」とどよめくユーザーが続出。「ちゃんと給料が発生するインターシップなの?」という心配の声も寄せられました。後にソフィアさんは「給料は出てますよ!」と返信していますが、あまりにも過酷な通勤に驚く声が多数寄せられています。
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(文/fumumu編集部・鳳 あゆ子)