アプ活の“割り勘問題”は解決するのか? 「いつも俺が出してる」発言にイライラ…
マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。
リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。
ベンチで突然、千葉男がキスしてきました。この人、ぜんぜん私のこと大切に想ってない。「外だから、やめて」という私に、彼は特に動じることなく強めの口調で「今日、俺はイケる! と思ったから、そうしたんだよ」と発しました。
最初のイメージと180度違う。どんどん気持ちが落ちていく…。ここで帰ればいいのに、掴めないこの人の心を探ることにし、少し散歩しようと提案。すると、イライラMAXな出来事が…。あんなにお気に入りだったのに…もう大嫌い!?
■歩きかたが…カバディ
この人は、もうない。そうわかっているのに、ちょっと散歩しようかと提案してしまう私。ただの怖いもの見たさというのもあるけれど、「付き合うかもしれない♡」から「こんなはずじゃなかった」と、急に流れが変わったことを認めたくなかったんだと思います。
散歩の提案には「いいよ」と軽く返事をした彼。とりあえず、景色も良いことだし東京駅から皇居の周りを回って適当に歩こうと思いました。しかし、いまいち弾まない会話。そりゃそうです。さっきベンチでされた、いきなりのキス。
正直全く嬉しくなかった、自分よがりな感じがしたのでむしろ不快でした。なので無理矢理楽しい気分にしようとしましたが、自分の顔が引きつっているのがわかります。
それに…なんだかこの人、落ち着かない。一緒にいて居心地が悪い、なんというか、隣で歩いていて違和感があるのです。真っ直ぐ歩いてなくないか? 私は、少し後ろに下がり、その原因を突き止めました。わかりました。彼は、歩き方が独特。
そう、「歩き方がカバディ」でした。横に行ったり、前に行ったり。めちゃくちゃ落ち着かない…。
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■結局そういうことか
千葉男改めカバディ男は、さっきキスしちゃったからか、歩きながら「どこに向かってるの? もしかして、まほさんち?」と何度も問いかけてきます。その軽率な感じに私はイライラしてきました。絶対にあなたを家にはあげない。そう固く決意しているのに、散歩をつづける私。もう付き合えないから、解散しよう。そう言えばいいだけなのに。
「まほさんち、楽しみだなー。歩いてあと何分?」「早くまほさんち行きたいなー」 確信しました。結局、カジュアル男だったということなのです。これを私は認めたくなかったのです。だって私は、この人を「誠実」だと思い込んでいたから。
初回デートで見せたあの聡明で紳士な言葉、すぐには手を出してこない振る舞い、真剣交際に進む人だと…思い込んでいました。じゃあ、あれは、演技だったってこと? すると、カバディ男がコンビニに入りたいと言い出しました。うっ。カジュアル男、典型的コースか? 私はとりあえず、いいよといい、その辺のコンビニに入りました。ここで、事件が起こるのです。
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■マッチングアプリでよくある紛争劇?
私は特に欲しいものがなかったので、ペットボトルの水だけ持っていました、彼の方を見ると、お菓子をいくつか持っていました、そんなに食べるの? とにかくうちには来させない、それだけ決めて、彼の行動を見ていると、彼が近づいてきました。
彼「まほさん、それだけ?」
私「うん、お腹空いてないから」
彼「お菓子食べないの?」
私「いらない、大丈夫」
彼「じゃあ…」
お菓子を目の前に突き出し「これ買って」。 なんで? なぜ私が? それに、言いかたや態度がとても不愉快だと感じました。なので、すぐ「なんで? やだ」と、ハッキリ返すと「えー、いつも俺が出してんじゃん」 びっくりしました。いつも…?
いやいや、初回デートは、駅に入ってるチェーン店のカフェでお茶だけ。2回目デートは東京駅でランチ。自分の分は出しました。そして、さっきのBARは、そちらが出すという雰囲気でした。
それなのに、いつも。と言われるのか? これには私、イライラ爆発寸前。しかし、じゃあいいよとお菓子を奢ってしまいました。そうしないとブチギレそうだったからかもしれません。
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